チンチラ(ペルシャ猫)が噛む理由は?なつくしつけ方法とは?

チンチラ(ペルシャ猫)とスキンシップを図っていると、時々噛まれることがあります。可愛がっている飼い猫に噛まれることはとてもショックでしょう。そこで今回は、チンチラが噛む理由となつくための上手なしつけ方法をご紹介します。

チンチラが噛むのはどういうとき?

フワフワの毛並みに青や緑の魅力的な瞳を持つチンチラは、側にいたら触れずにはいられない美しい猫です。しかし、いくら飼い主が愛情を持って接しても、時々噛まれることがあります。

長毛種は短毛種に比べてマイペースで大人しい性格ですが、理由もなく噛むことはありません。チンチラが飼い主を噛む状況は、主に以下の3点が考えられるため、飼い猫の行動や年齢と照らし合わせながら読み進めて下さい。

チンチラが噛む状況1.子猫特有の性質や体質の変化

成猫になると大人しくマイペースなチンチラですが、子猫の時期は他の猫種と同様に活発で遊び好きです。そんな子猫の時期は色々な物を噛みます。その理由の1つが、歯の生え変わりによって歯茎がムズムズとすることです。

子猫は生後2週間~1ヶ月程度で乳歯が生え揃い、3ヶ月~7ヶ月で永久歯に生え変わります。この期間は成長する歯が歯茎を刺激するため、ムズムズとした痒みが発生して飼い主を噛んでしまいます。

また、遊びとして噛む場合もあります。殆どの子猫は兄弟と一緒に育ち、その期間は追いかけっこや噛み合いをして、正しい喧嘩の仕方や猫同士の付き合い方を学んでいきます。

筆者の飼育している猫はチンチラではありませんが、子猫の時期は兄弟達と一日中、家の中を駆け回り、お互いを噛んだり蹴ったりして遊んでいました。その際、あまりにも強く攻撃されると悲鳴を上げ、反撃していました。

このように、通常は母猫や兄弟と遊んでいる中で猫の社会について学ぶのですが、母猫や兄弟と早い時期に離れてしまうと、飼い主を母猫や兄弟の代わりとして噛むことがあります。

チンチラが噛む状況2.スキンシップが過剰

チンチラはふわふわとした被毛と大人しい性格のため、飼い主が必要以上に撫でてしまうことがあります。しかしチンチラはマイペースな性格なので、あまりしつこくされると嫌がります。

チンチラは犬の様に飼い主の都合に合わせて甘える性格ではないため、チンチラのタイミングに合わせて接してあげることも大切です。

チンチラが噛む状況3.生活環境の大幅な変化

チンチラに限らず、猫は生活環境が変化することを嫌います。そのため、結婚や出産を機に新しい家族が現れたり、引っ越しや模様替え等によって生活環境が変化したりすると、精神的なストレスが原因で噛む場合があります。

チンチラの周辺の環境が変化することを事前に分かっている場合は、結婚相手と事前に会せたり、猫のベッドを増やして所定の位置を移動したりする等、時間を掛けて環境を徐々に変えていくと良いでしょう。

チンチラが噛む状況4.病気や怪我によって触られると痛い

チンチラは人間と比べると痛みに対して鈍感です。その上、大人しい性格のため、飼い主さんが気付かない間に病気に掛かっている場合があります。その結果、飼い主さんが普段通りに触って噛まれることがあります。

また怪我をしている時も同様です。捻挫や切り傷等を負っている場合、長い被毛の上から見ただけでは分からないことが多いです。不用意に触ると噛まれますが、体調の変化を把握するため、この理由で噛まれることは避けられません。

チンチラが噛むのはなぜ?

チンチラが噛む理由は、チンチラの年齢や体調、その時の状況によって異なります。以下では、チンチラが噛む理由をご紹介します。

チンチラが噛む理由1.子猫による特性

子猫のチンチラが噛む理由は、前述でご紹介した歯の生え変わりによって歯茎に痒みが生じる場合の他に、飼い主への愛情表現による甘噛みが原因です。

子猫は兄弟と遊ぶことによって、本能的に獲物を仕留める練習をしているため、動いている物を噛む習性があります。そのため、目の前で動く飼い主さんの手を噛んでしまうのです。

噛む際の力加減は本来、母猫や兄弟の反撃によって学びますが、ペットショップから幼い内に引き取られたチンチラの場合、それらを学べないまま飼い主さんの下へ来ているので、飼い主さんが教える必要があります。

また人間の子供には「イヤイヤ期」という何事にも否定的な時期がありますが、子猫にも似た時期があります。

筆者の飼い猫も生後2~5ヶ月程度の時期は、頻繁に筆者や先住の猫を噛んできました。特に、筆者が子猫に入って欲しくない場所を手で制止すると噛まれていました。

このことで血が出るほど噛まれるケースはありませんでしたが、根気よくしつけを続けた結果、以上のような行動は生後9ヶ月になる頃には殆ど見られなくなりました。

問題行動になり得る子猫の噛み癖とは?

子猫の噛む行為ですが、母猫や兄弟と乳児期に離れてしまった子猫ほど問題行動を起こしやすい傾向があります。それは離乳期に子猫の歯が生え初めると、母猫は乳首に痛みを覚え、授乳を拒否し始めることに関係があります。

哺乳瓶で育った子猫は授乳を拒否されることが無く、乳首を噛んでも怒られることが無いので、吸い付き行動が抜けないまま育ってしまう場合があります。また一緒に遊ぶ兄弟もいないので、噛む加減を学ぶ機会がありません。

その結果、噛む際の力加減が分からず、強く噛んでしまい問題行動を起してしまいます。

兄弟がいない子猫には飼い主さんが兄弟の代わりとなり、子猫が強く噛んだ時は子猫を手から離し、短い言葉で叱りましょう。猫は人間の3歳児程度の知能があるため、声色に変化をつけて叱れば理解できます。

チンチラが噛む理由2.意思表示

マイペースなチンチラは、成猫になるとスキンシップを子猫の時期よりも必要としないことが多いです。そのため、チンチラが飼い主に軽く噛みつく場合は「もうやめて下さい」という意思表示です。

おっとりした性格であるチンチラが、飼い主さんの手を傷付ける程の力で噛む場合、窓が開いていることに気付かず落下しそうになった時や、移動中に誤って迷子になりそうな時等、見知らぬ環境に突然置かれた場合です。

この場合、相当なストレスを受けているため、飼い主さんが保護された場所へ迎えに行ったり、たしなめたりしても、体験したことに対する恐怖から噛んでしまうことがあります。

また、病気や怪我を負っている時には、疼痛性攻撃行動(とうつうせいこうげきこうどう)という痛みが原因で噛む場合があります。

飼い猫が部屋の隅でうずくまり、体毛を膨らませている時は体調が悪いサインです。この場合、不安や痛みで飼い主を噛む場合があります。この場合は無理に触らず、声を掛けてスキンシップを取りましょう。

疼痛性攻撃行動を止めさせることは難しいので、事前に怪我をしにくい環境や、規則正しい食生活を意識し、怪我や病気を未然に防ぐことが大切です。

チンチラの噛む力ってどれくらい?

チンチラは鼻が低く、短毛種と比較すると噛む力は多少弱いです。しかし、猫の牙は獲物を捕らえるために鋭くなっています。

猫も人間と同様に歯の生え変わりがあり、乳歯の時期は26本、永久歯は30本になります。そしてその歯は肉や皮を引き裂く鋭い牙となり、野良猫はネズミや小鳥、昆虫を狩って生きています。

チンチラは体重が4㎏前後の猫種ですが、立派なハンターです。チンチラは観賞用や愛玩用として改良された猫種であるものの、元々はネズミを捕らえるために、人間と暮らしてきた動物です。

人間の噛む力が約60㎏と言われているのに対し、猫の噛む力は約100㎏もあるため、見た目では想像もつかない力があります。小さい体格と侮り、からかったりおちょくったりすると強靭な顎で噛まれるので注意して下さい。

チンチラが噛まないようにしつける方法は?

いくら可愛いチンチラでも噛まれると不快な気持ちになるでしょう。人間と共存する以上、飼い猫にはルールを守って生活させなければいけません。それでは、どのように対処したら、噛まないようにしつけられるのでしょうか。

まず子猫の場合、遊びの感覚で噛んできます。遊んで欲しくて噛む場合は、おもちゃで気を逸らすか、15分程度遊んであげると落ち着きます。しかしこの行動は、飼い主さんを噛めば遊べると学習してしまうケースもあります。

そのため、一番適した方法は大きな音を立ててチンチラを嫌な気持ちにさせることです。筆者は実際に子猫をしつける際、手を叩いて大きな音を出し、驚かせることで生活する上でのルールを教えました。

また、噛まれたら猫の嫌う匂いを嗅がせることも有効です。猫は柑橘系の匂いを嫌うので、噛まれた時に柑橘系のスプレーを室内に噴射したり、アロマを炊いたりして不快な思いをさせると逃げていきます。

すると、飼い主さんを噛むと嫌な匂いがすると認識し、噛まなくなります。猫は犬と違い、人間の指示に従うことを喜びません。スムーズにしつけを行うのであれば、いけないことをしたら嫌な思いをすると教えることです。

また、噛まれそうになったら口の中に手を入れると、猫は驚いて噛まなくなります。また噛まれた際は、手を引くよりも押し込めると猫は口を大きく開くので、怪我をするリスクを減らせます。

病気および極度のストレスを抱えているときは静観しましょう

猫が噛む理由が「飼い主にかまって欲しい」「甘噛み」等の場合は、しつけにより改善できるものの、本気で噛む場合は静かに観察してみましょう。

猫に本気で噛まれると、とても痛いので逆上して激しく叩いたり蹴ったりしてしまう飼い主さんもいます。しかし、その行動は猫に恐怖と不信感だけを与え、その後も猫は飼い主さんを本気で噛み続けます。

その様な関係が続けば、その猫の飼育が負担となってしまいます。そのため、猫が本気で噛んだ時は絶対に暴力を振るったり、猫を執拗に追いかけ回したりしてはいけません。

猫が興奮して正気を失いかけている時は、黒目が大きくて丸くなり、シッポの被毛を膨らませて上下または左右に大きく振ります。この時は要注意です。しつけをしようと考えず、静かに見守って下さい。

筆者が飼育しているオス猫はオス同士で喧嘩をする際、この行動が見られます。普段は聞き分けが良い猫達ですが、上記のような状態になると大きな声で叱っても聞き入れることはありません。

筆者の場合は立場が弱い猫をケージに入れ、気持ちが落ち着いたら再びケージの外に出していますが、一般的には人間が怪我をする恐れがあるため、猫同士が大きな怪我をしない限り、静観することが適切です。

その他には、病気や怪我で不安と痛みに耐えている時も噛みつく場合があります。この場合は洗濯ネットやかご等で捕獲し、動物病院で診察を受けることをおすすめします。

チンチラになついてもらうには?

美しいチンチラが自分に擦り寄って来てくれるだけでとても嬉しくなります。では、どうしたらチンチラに懐いてもらえるのでしょう。

チンチラの子猫または成猫の飼育を開始した場合、近付くポイントは飼い主自身の匂いを出来るだけ無臭状態にして接することです。

香水や柔軟剤の香りがする衣服を着てチンチラに近付くと、信頼関係が無い場合、まず嫌われます。新しい家族としてチンチラを迎えた時は、彼らに警戒心を与えないため、自分の匂いに気を付けましょう。

また、声の高さでも猫は親しみを感じます。女性が優しく高い声で話しかけると、子猫は母猫に呼ばれていると感じて直ぐに懐きます。しかし、猫は男性の低い声を大きな動物が現れたと認識して警戒します。

そのため、猫と親しくなりたい場合は高い声で優しく話しかけると早く仲良くなれます。ちなみに、高い声が出ない人は声色を明るくしたり、口調をいつもより穏やかにするだけで猫の懐き方が変わるので試してみて下さい。

チンチラに近付くときの注意点は?

チンチラに近寄る際は、ゆっくりと低い位置から近寄りましょう。チンチラを前にすれば、直ぐに抱っこしたい気持ちになります。しかし自分よりも大きな動物が勢いよく現れて、上からジーッと見られたら怖がるのは当然です。

出来るだけ自分を無臭にして高い声で話しかけながら、ゆっくりと低い姿勢でチンチラに近寄って下さい。この時、敵対する相手と思わせないために、猫と目を合わせてはいけません。

猫に限らず、動物にとって目を合わせることは喧嘩を売ることと同じため、仲良くしたい相手には目を逸らした状態で好意を示しましょう。

毎日のお世話でチンチラと仲良くなりましょう

飼い主が毎日一生懸命お世話をすれば、猫は必ず飼い主を信頼してくれます。

筆者は毎日欠かさずに飼い猫達の世話をし、必ず1日1回以上は遊んでいます。日々のお世話もあって筆者の飼い猫達はよく懐いてくれており、お風呂やトイレまで付いてくる猫もいて、少し困っているほどです。

このように仲良くなるためにお世話をする上でポイントとなるのは、スキンシップを図ることです。大人しいチンチラは成猫になると殆ど遊ばなくなります。そのため、子猫時代には充分に遊んであげましょう。

この時期に築いた絆がその後の信頼関係に繋がります。子猫は見ているだけでも幸せな気持ちになるので、気付かない間に一緒に遊んでいることも多いでしょう。

また、撫でてスキンシップを図る場合ですが、撫でられて気持ちいい部分はその猫によって違います。一般的には、猫が強い匂いを発している頭、耳の裏、アゴの下の3ヶ所を撫でると喜びます。

お腹は嫌がる猫が多いものの、筆者の飼い猫の中にはお腹を撫でられると喜ぶ猫がいます。そのため、飼い猫と接しながらその猫が撫でられると嬉しい場所を見つけて下さい。一番大事なことは、無理矢理触らないことです。

日々のお世話やスキンシップを怠らず、飼い猫のリズムを崩さないように行動すれば必ず懐きます。

チンチラが噛んでくる理由は様々ですが、彼らの意思表示であることに違いありません。噛んでくる行為を叱って終わらせるだけではなく、その裏にある猫の思いを察知することも飼い主さんの務めです。


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