妊娠中に猫を飼っても大丈夫なの?

妊娠中に猫を飼っても大丈夫なの?

妊娠中に猫を飼うには注意が必要

猫を飼っている時、ふと妊娠がわかった。もうすぐ赤ちゃんが産まれるのだけど、動物に慣れさせるためにペットの猫を飼い始めたい。そんな方はいらっしゃいませんか?しかしながら巷では、妊娠中に猫を飼うのは良くない、という噂を良く耳にされる方も多いのではないでしょうか。猫からウイルス感染して流産したり、奇形の赤ちゃんが産まれたり…などと怖い情報も出回っているようですが、実際のところはどうなのでしょうか。実は、このような情報が出回る理由には一理あり、『妊婦のトキソプラズマ感染』が危険とされているのです。猫にはトキソプラズマという寄生虫がいることがあり、感染するとトキソプラズマ症を発症します。胎児への感染率は低いですが、時に流産などの危険性を及ぼす可能性があるのです。また、赤ちゃんが先天性トキソプラズマ症にかかり、低出生体重や水頭症になったケースもあるようです。これから赤ちゃんを迎える妊婦さんとしては、猫と暮らすことはこれらのリスクを負うことになり、とても不安になりますね。かといって飼い猫を手放したり、せっかく猫を飼いたい気持ちを抑えるのもせつない選択となります。それでは、どのような事に注意して猫を接していけばいいのでしょうか。

妊娠中の3つの注意点

1. 猫の糞尿には極力触らない

トキソプラズマ寄生虫は通常、猫のふんや尿の中に住むことが多いです。猫のトイレの処理をした後、手を清潔にしておかないと食事などから体内に菌が入り発症してしまこうことがあります。猫のトイレの処理は、妊娠中はできるだけ他の家族に頼むようにしましょう。また、どうしても自身で処理をしなくてはならない場合はゴム手袋をつけるようにすると良いでしょう。トイレ掃除の時はマスクをして、砂が舞い散ったりする時吸い込まないよう心がけましょう。

2.生肉、屋外に棲む寄生虫には要注意

トキソプラズマ感染ルートは他にもあり、生肉や生ハム、しっかり加熱をしていない肉などにも存在することがあります。肉類を食べる時にはしっかり加熱することを心掛け、生肉や刺身、生ハムなどは食べないようにしましょう。また、生肉をえさとして猫にあげることもやめたほうが良いです。できるだけ市販のキャットフードをあげるようにしてください。また、猫を外に出す場合には、土の中に住むトキソプラズマにも注意しなくてはなりません。また、獲物として追いかけているねずみやもぐら、鳥などにもトキソプラズマが棲んでいる場合があります。一度外に出すとどこで接触するかわからないので、妊娠中は、飼い猫はあまり外に出さないようにした方が良いかもしれません。また、ガーデニングなどで庭の土を触る機会が多い人も、土の中にいる寄生虫から口に入り感染する可能性がありますので、庭いじりは極力控えた方がいいでしょう。

3.清潔を心がけ、事前にトキソプラズマ抗体の検査をしよう

トキソプラズマ感染症は、抗体を持つ人であれば2度、3度とかかることはありません。妊娠がわかったらまずは病院に行き、自分にトキソプラズマ抗体があるかをあらかじめ調べてもらっておくと安心です。また、普段から猫を触った後の手洗いはまめに行うよう心がけ、口移しで猫に食べ物をあたえたり、口の周りをなめさせたりすることは極力控えるようにしましょう。また、今まで飼っていた猫に関しては抗体があっても、新しい猫を迎えると危険な場合もありますので、妊娠中に猫を飼い始める、または新しい猫を迎える事は控えるようにしましょう。猫から感染するリスクが高いのは、野良猫など多くの猫と接触する獣医などで、普段からペットで猫を飼っている人に、トキソプラズマが感染するリスクは稀です。感染を過度に恐れる必要はありませんので、先に述べた内容をしっかり守り猫と触れ合いましょう。

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