ロシアンブルーに似てる猫の種類は?

ロシアンブルーに似てる猫の種類は?

ロシアンブルーと聞くと、猫好きならすぐにあの綺麗なグレーの被毛とエメラルドグリーンの魅力的な瞳を思い浮かべるかと思います。今回はそんな魅力がたくさん詰まったロシアンブルーに似てる猫たちを、それぞれの特徴や違いも合わせて詳しく紹介していきます。

ロシアンブルーに似てる猫の種類とは?グレーの猫は少ない?

ロシアンブルーの被毛は、グレー1色ですが猫の世界ではグレーのことをブルーと呼ぶため、その名前が付けられました。綺麗な光沢のあるブルーの猫はロシアンブルー以外にも存在しています。

しかし、このグレー1色の猫はとても少なくてロシアンブルーの他には数えるほどしか存在していないのが現状です。

代表的なのが、コラットとシャルトリューという2種類の猫がいます。この特徴的なグレー1色のいわゆるブルーキャットと呼ばれている猫たちの総称がブルー御三家なのです。

今回は、このロシアンブルーに似たコラットとシャルトリューも合わせてブルー御三家の猫たちを詳しく紹介していきます。

ブルー御三家のコラット、ロシアンブルー、シャルトリューはどう違う?

綺麗なブルー1色の被毛とその種類の少なさから、ブルー御三家とまとめられましたが実際その3種類の猫たちは原産も全く別々の場所で、性格もそれぞれ違いますし体格もばらばらなのです。

被毛ですらブルー1色とはいえ、実は細かいところで3種類ともちょっとずつ違いがあるのです。次からは、それぞれの猫たちについて詳しく紹介していきます。

それぞれの原産国、歴史は?

まずは、ロシアンブルーの原産ですがその名前の通りロシアに元々いた猫です。しかし、実は北極圏のアルハンゲル島が発祥なのではという説もありアルハンゲルキャットと呼ばれていた時代もありました。

1800年代頃から、イギリスに渡りキャットショーに出るようになってからその高貴な顔立ちとしなやかな体つきがロシア皇帝やイギリス女王の目に留まり寵愛を受けたとされています。

しかし、第2次世界大戦後になりその個体数は激減して絶滅の危機にさらされましたがその血統を守るべくブリーダー達が、ブルーのブリティッシュショートヘアやブルーポイントのシャムと交配させてなんとか絶滅の危機を免れました。

次にコラットですが、原産はシャムと同じタイです。タイ北東部のコラット地方に元からいた猫で500年前から存在しているのではないかと言われています。というのも、その当時の書物や絵画などにコラットの姿が描かれているそうです。

しかも、そこに描かれている姿は今現在のコラットの姿とほとんど変わらないことから人為的な交配などがほとんど行われずに今に至るという奇跡的な経緯を持っています。

またコラットは昔から幸運と名声をもたらす猫として原産国のタイでも非常に重宝されており、昔はコラットのことを「シ・サワット」と呼ばれていました。この名前はタイ語で幸運と名声をもたらすという意味です。

そのためにタイでは昔から、豊作を祈る儀式の時に使われたり、結婚祝いの贈答品になったりしていたようです。なぜならコラットの瞳はペリドットの宝石のようで被毛もシルバーに輝き幸福をもたらすとされていたからです。

最後にシャルトリューですが、原産はフランスです。このシャルトリューという名前は、フランスとイタリアの国境あたりにある地名からとられたものです。

このシャルトリューの起源は確定的ではなく、キリスト教一派の修道士が北アフリカから連れてきてシャルトリューズ修道院で育てていた猫の子孫であるという説や、十字軍が連れ帰ってきた猫であるなどの説があります。

ただ、16世紀以降の文献や絵画にはシャルトリューの姿が描かれていることから、その頃には猫種として存在していることは明らかです。

しかし、その後の戦乱の時代が来るとシャルトリューも他の純血種同様に個体数が激減してしまいました。

人々の生活苦で飼育が難しくなったという点は他と同じなのですが、シャルトリューは大柄で被毛も美しかったことから毛皮として重宝されたという胸が痛くなる理由もあったようです。

しかし、戦後になり猫の愛好家達が飼っていた猫だけでは絶対的に個体数が少なく純血種としての復活が難しかったためブリティッシュブルーやペルシャなどと異種交配をさせて何とか復活を遂げたようです。

それぞれの性格はどう違う?

まず、ロシアンブルーの性格ですが基本的には穏やかでおとなしいとされています。声をあげることがあまりないために、ボイスレスキャットと呼ばれているほど静かな猫です。

飼い主にも従順ですが誰にでもというわけではなく、自分の好む相手を選ぶ傾向があり気難しさとプライドが高い一面もあります。

絶対的な信頼関係を築くには、過度にベタベタしても放置しすぎてもダメで程よい距離感を掴むことが最も重要になります。

次にコラットの性格ですが、基本的には大人しく静かな猫だと言われていますが誰にでも社交的ではなく、家族の中でもお気に入りを選んでその人のそばにいたがる傾向があるようです。

そして、かまってほしい時にかまわないといじけたりして飼い主を翻弄するようなずる賢い部分も持ち合わせています。また、比較的よく声をあげるタイプで飼い主に話しかけたり警戒時には警報のように鳴いたりします。

最後にシャルトリューの性格ですが、非常に穏やかで賢く洞察力も優れているために人を良く見ています。甘えん坊の一面もありますが、特に猫特有のきまぐれやプライドが高いということもそんなにありません。

そのため、飼い主に対しても独占欲が強いということもなくさりげなく寄り添っているようなタイプの猫になります。また、とても遊び好きなのも特徴的です。

それぞれの体格や体型、頭や顔のパーツはどう違う?

ロシアンブルーの体格は全体的に細くて四肢が長くしなやかな体つきをしています。しっぽも長くて細長いですが、個々の体の大きさに比例しています。

また、小顔で頭も小さく楔型をしていて首から頭にかけての姿勢が蛇のコブラにに似ていることから、コブラヘッドとも言われています。目の形は、楕円ですが少し吊り上がっていて瞳の色がエメラルドグリーンなのも魅力的です。

そして、口元も口角が少し上がっていて微笑んでいる様に見えることからロシアンスマイルと呼ばれることもあるようです。

次にコラットの体格ですが、猫の平均よりも小型ですが意外と筋肉質で無駄がないしなやかな体つきとなっています。そして何よりも一番特徴的なのは、頭の形で丸型でも楔型でもなくハート形になっています。

コラットの目の形はロシアンブルーに似ていますが、瞳の色はグリーン、イエロー、ゴールド、ヘーゼルの4種類ありますが、特にコラットのグリーンは宝石のペリドットのような色で美しいです。

最後にシャルトリューの体格ですが、コラットやロシアンブルーに比べて肩幅も広くて胸も厚いがっしり体形です。しかし、体の割には首や手足は細くて短いのが特徴です。

頭の形は丸型で鼻に向けて細くなっています。また、口角が少し上がっていて微笑んでいるように見えることで微笑み猫とも呼ばれています。目の形は丸めでチャーミングで、瞳の色はオレンジやゴールドなどの暖色系です。

それぞれの被毛、毛色はどう違う?

ロシアンブルーの被毛は短毛で、アンダーコートとトップコートのダブル構造になっており非常に寒さに強く高密度ながらも細くて滑らかなので、ビロードに触っているような気持ちいい触り心地です。

また、毛の1本1本にティッピングと呼ばれる複数の色の帯を持っていることから光の加減ではシルバーに輝く毛色になっています。ブルー御三家の中では最も光沢があるのでグレー色よりシルバーに近い毛色です。

次にコラットの被毛は、ロシアンブルー同様短毛ですがシングルコートなので寒さには非常に弱いです。

また、ティッピングも毛先に入っているので光の加減によってはシルバーに見えるような光沢がありますがロシアンブルーよりはグレーが濃いめです。

次にシャルトリューの被毛ですが、ロシアンブルー同様に短毛でダブルコート構造になっていて寒さに強い猫種です。毛色もロシアンブルーに近いグレーですが、シャルトリューの方が濃いめのグレーです。

また、毛の生え方がロシアンブルーとは違い、羊毛のようにふさふさしているのが特徴です。

それぞれのかかりやすい病気はある?

まず、ブルー御三家共通で気を付けなければならない病気は、一般的な猫全般にも言えることなのですが泌尿器系が挙げられます。代表的なもので膀胱炎や、尿管結石、腎不全があります。

これらの病気は、ストレスも非常に関係性が深いためプライドが高く繊細な性格のコラットやロシアンブルーは特にストレスを受けやすいので注意が必要です。

ロシアンブルーは純血種の中では遺伝子性疾患がとても少ないのですが、平均寿命は10~12歳と他の猫よりは短めですので中年齢を過ぎたら定期的な健康診断をおすすめします。

コラットの平均寿命は大体15年ほどで、比較的頑健であるといえますが神経質でストレスを受けやすい猫種なので、ストレス性の脱毛症にかかったり手足を執拗に舐めて炎症を引き起こす可能性もあります。

精神的にも弱いので、なるべくストレスを与えないように飼い主の方で留意しておくことが大事になってきます。他にも、呼吸器系の疾患もかかりやすいと言われています。

シャルトリューも比較的頑健なのですが、過去に絶滅の危機を脱すべくペルシャとの交配の影響でペルシャに多くみられる疾患にかかりやすいようです。

その代表的な病気はのう胞腎と呼ばれるもので、腎臓にのう胞がたくさんできてその中に水がたまり腎臓の働きを邪魔し、腎不全を引き起こす怖い病気です。この病気は治療法もないので緩和ケアをしていくしかありません。

また、シャルトリューは短毛種ですが被毛が羊毛のように分厚いために皮膚疾患にも注意が必要になってきます。こまめなブラッシングやシャンプー、ダニやノミなどの予防するなどの衛生管理をきちんと行ってください。

それぞれの値段はどれくらい?

ロシアンブルーの平均価格は19万円ですが、いかにスタンダードに近いかどうかで価格は変動します。最低価格だと7万円で最高価格は30万円とその幅はかなりの開きがあるようです。
コラットの平均価格は15万円前後となり、開きはそんなにありませんが日本の市場ではなかなか探すのが難しいです。

シャルトリューの平均価格は19万円ですが、ロシアンブルー同様スタンダードにどれだけ近いかで価格は変動しており、最低価格は15万円で最高価格は28万円となります。

ブルー御三家の特徴をまとめました!それぞれどんな人におすすめ?

ブルー御三家の猫たちは、グレー1色の被毛の共通点はあるものの性格や特徴はそれぞれ違うことがわかりました。

ロシアンブルーは、ほっそりしていてモデル体型で美形が多くて被毛は光沢があるシルバーに近いグレーで目はグリーンで魅力的です。

性格は少し人見知りでツンデレですがおとなしくて声を出すことがほとんどないために、集合住宅に住んでいる人にとっては飼育しやすいと言えます。

コラットは小柄ながらもしなやかな筋肉を持ち合わせていて、被毛は光沢があるもののシルバーよりは濃いめのグレーで瞳のペリドットグリーンは綺麗で魅力的です。

性格は、神経質で自分が気に入った大好きな飼い主の愛情を欲しがるタイプですので少しでも愛情が感じられないといじけたりしてそれがストレスにも繋がります。

そのため、長時間家を空けるような環境には向かないので家に常に誰かいるような所で飼うのが望ましいと言えます。

シャルトリューは、他の2種類に比べて体は大柄で丸みを帯びています。被毛は羊毛をまとっているようにふさふさしていて、毛色は綺麗なグレーで瞳はゴールドやオレンジの暖色系です。

性格は、愛情深くて賢いので犬のようで遊ぶのもとても大好きな子が多いのが特徴ですので犬のようにしつけることも可能です。猫なのに犬のようにコミュニケーションを取りたい人におすすめの猫種です。

他にロシアンブルーに似ている種類はある?

ロシアンブルーも含めブルー御三家と呼ばれている、いわゆるブルーキャットですが御三家には入らなかったものの似ている猫がいます。

それはブリティッシュショートヘアです。このブリティッシュショートヘアはブリティッシュブルーとも呼ばれていて、戦後のロシアンブルーやシャルトリューの絶滅を防いだ救世主ともいえる猫なのです。

体格は大柄な方で顔立ちはシャルトリューにそっくりですがそれよりも丸みがあります。被毛の色はロシアンブルーに似た薄いグレーですが光沢はそんなにありません。毛質はシャルトリューに似てふさふさしています。

性格は物静かで全くと言っていいほど手間のかからない飼育しやすい猫ですが、飼い猫とたくさん遊びたい飼い主には向かない猫種です。

ロシアンブルーに似てる猫の種類は?