本当に猫を飼うのに知っておくべき5つの覚悟

本当に猫を飼うのに知っておくべき5つの覚悟

猫を飼うには覚悟が必要

以前から、テレビに子どもと動物を出演させると視聴率が上がる、と言われてきました。今までも猫はドラマやCMによく登場していましたが、最近はテレビなどの映像だけでなく、出版物でも猫を目にする機会が増えました。
しかし、環境省の統計資料によると、殺処分される猫は10年前より格段に減ったとはいえ、まだまだその数は多く、幼齢と呼ばれる赤ちゃん猫がその半数以上を占めています。また、野良と呼ばれる飼い主のいない猫が、害獣として駆除されているのも事実です。駆除という形で殺処分されてしまう可哀想な命を増やさないためにも、猫を飼う人が増えてくれるのはとてもありがたい話ですが、安易な気持ちで猫を飼ってしまうと、後々、飼育放棄につながりかねません。
猫を飼うことは、可愛い、癒されるだけではなく、想像以上に大変なこともあります。
猫を飼う前にちょっと待って!猫を飼うためにはそれなりの覚悟が必要ですよ。
その覚悟、できていますか?

猫を飼う5つの覚悟

経済的な覚悟

ペットショップなどで買う場合は、その時にかなりの費用が発生しますが、それを含まなくても飼い始めた時には、猫トイレや猫砂、必要によってはキャリーケースやキャットタワー、爪とぎ、爪切り、ブラシ、おもちゃなどの初期費用が掛かります。また、フードと猫砂は消耗品なので、猫が寿命を全うするまで掛かる費用です。室内飼いなら、猫の寿命は少なくとも10年は確実にあると思っていてください。長寿の猫なら20年前後は生きます。繁殖させないのなら不妊手術が必要ですし、子猫はワクチン接種も必要になってきます。捨て猫を拾った場合には、その前に検査費用もかかります。室内で飼っていてもノミダニ予防の薬が必要ですし、ケガや病気になれば病院での診療費や薬代も。猫の場合は自由診療になるので病院によって金額は変わりますが、いずれにせよ高額です。そういう場合に備えてペット保険に加入するなら保険代もかかります。
また、猫に直接かかわるもの以外でも、飼い主のイヤホンを噛んでダメにしたとか、置物を落として壊したとか、布団におしっこをしてクリーニングに出したとかそういう別途費用が発生することもあります。

精神的な覚悟

まずは猫の世話がきちんとできないと飼い主としては失格です。餌や水はもちろんのこと、トイレもいつも綺麗にしておかないと家の中で別の場所を探してトイレにします。それだけでなく、トイレの周りが猫砂で散らかることも日常茶飯事です。
猫の毛において換毛期は言うまでもなく、換毛期でなくてもよく抜けるので家の中をこまめに掃除することになるでしょう。猫の毛が洋服や布団に付くことは当たり前の状態、とにかくどこにでも猫の毛が付いてきます。
そして、意外と臭い猫の排泄物。オシッコもウンチもかなりきつい臭いがします。また、下痢だった時には綺麗にするのにも手間がかかります。
さらに、猫はグルーミングをするために吐きやすいです。猫の吐しゃ物の掃除も頭においておかなければなりません。
それらの現象に我慢ができる覚悟とこまめに掃除をする覚悟が必要になります。

空間的な覚悟

猫を室内だけで飼えば、トイレを家の中に置くことになります。キャットタワーや爪とぎ、ケージを置くなら、それらの物で飼い主の居住空間が減っていきます。それ以外にも、飼い主の座る場所や寝る場所が猫に乗っ取られる、ということもあります。
また、籠ることが好きな猫は、飼い主の想像をはるかに超えたところに入っていきます。手を器用に使ってクローゼットの扉を開けたり、箪笥の引き出しを開けて籠る、そんなこともできる猫がいます。猫に部屋を開放してあげられるだけのおおらかな性格を持ち合わせていないと、イライラするかもしれませんね。
また、猫は環境が変わることをとても嫌います。引っ越しすることが好きな方は、猫のためにひとところに留まる覚悟も必要ですし、長期の旅行をあきらめたりする覚悟も必要です。飼い主も活動する空間が狭められ、決められたテリトリーだけで生活するようになります。
猫にご自分の居住空間が狭められる覚悟もできますか?

努力と忍耐

猫が家に来ても、いきなりなんでもできるわけではありません。子猫ならいたずらもしますし、成猫でもわざとするいたずらもあります。
トイレトレーニングは子猫でさえも一日とかかりませんが、それ以外のしつけ、例えば食卓テーブルの上に乗らないとか、壁で爪をといではいけないとか、それぞれの家庭のルールを守ってもらえるようになるには、それなりに努力と忍耐が必要になります。
また、ストレスによる問題行動が起きたときも、同様です。猫が問題行動を起こさないようにしてあげるだけの努力を、忍耐をもってできる覚悟も必要です

命を預かることへの覚悟

子猫は言うまでもなく可愛いし、避妊去勢手術をした猫は成猫であっても甘えん坊でいつまでも子どものようです。しかし、猫の寿命がいくら伸びたとはいえ人よりもはるかに短く、猫にも老猫と呼ばれる時が訪れます。人間でも年をとると病気にかかる率も高くなりますが、それは猫だって同じ。病気になっても治療するだけの費用がなく、治療を断念することもあるでしょう。それでも最期まで見守る覚悟は必要です。命を預かるのは、その命に責任を持つこと。嫌になったからと言って途中で投げ出すことはできません。
猫の命の灯が消えるまで責任をもって飼う覚悟が、猫を飼う上で一番重要な覚悟です。
飼うなら必ず愛情と責任をもって、その猫の一生を見届けてあげてください。

本当に猫を飼うのに知っておくべき5つの覚悟