アパートで猫を飼うときに注意するべき3つのポイント

アパートで猫を飼うときに注意するべき3つのポイント

猫をアパートで飼うには

一昔前まで、一戸建ての持ち家でなければペットは飼えないと言われていました。猫でも犬でも、その匂いや鳴き声でご近所トラブルになったり、また、猫の場合は壁やふすまや畳などを爪でボロボロにするからと、アパートなどでは飼えないのが当たり前だった時代があったのです。
日本では、少子化で子どもの数が減っているにも関わらず、ペットと呼ばれる動物の数は増え、少しずつではありますが、今ではペット飼育可というアパートもみられるようになりました。でも、希望している人に対して、まだまだ猫の飼育可の賃貸物件は少なく、あっても月々の家賃が相場よりも高かったりしているようです。そんな中でやっと見つけた猫飼育可のアパート。だからと言って、ご近所に気を配ることを怠るとトラブルになりかねません。そのせいで、オーナーや管理会社がせっかくの猫の飼育可を取りさげることになったら大変です。
飼い主にとって猫はペットというより家族、良きパートナーですが、すべての住人が猫好きとは限りません。また、猫が飼えるアパートでも、そのオーナーや管理会社はきれいに使ってくれることを望んでいます。
アパートだって、大好きな猫と一緒に暮らしたいですよね。そのためには、近隣やオーナーとのトラブルになりやすい原因を知っておき、そうならないように傾向と対策を考えておきましょう。

猫をアパートで飼う3つのコツ

1.臭いを出さない!

グルーミングをしていつも自分できれいにしている猫ですが、排泄の臭いは人間と同じ。オシッコに関していえば、高濃度なので人間以上に臭います。特に高温多湿となる夏には涙が出るほどの強いアンモニア臭に!なるべく臭いが外に漏れないような形状のトイレを選び、消臭効果の高い猫砂やシートにします。猫砂やその下に敷くシートを変えるだけで、臭いもかなり軽減され、夏でもそれほど気にならなくなります。
できるだけ不妊去勢手術をしておきます。それが可哀想だという意見もありますが、発情期には人間にとって不快な声で鳴くので仕方がないでしょう。基本的に夜行性であるので、それが真夜中だったりします。その鳴き声が嫌で猫が嫌いという方もいるくらいです。  また、不妊去勢手術をしていないオスは、ところかまわずスプレーをします。ストレスでスプレーをする場合もありますが、オスにとっては自分の存在を主張したり、発情したメスを引き付けるための性行動。この匂いは人間にとっては激臭、飼い主だって嫌になります。猫はいつもきれいにグルーミングしているので、特有の動物臭をそれほど感じることがないのに、このせいでとても臭いイメージが付いてしまいます。この匂いは簡単にはとれないので、アパートのオーナーが猫を嫌う要因にもなります。
不妊去勢手術の費用は、自治体によっては補助がありますので、ご自分のお住まいの自治体に問い合わせてみてください。

2.うるさくしない!

犬のように無駄吠えすることもなく、必要以上には声もほとんど発しない静かな存在の猫ですが、時にはうるさいことがあります。不妊去勢手術をしていなければ、発情期にうるさく鳴くのは当然のこと。また、脱走させないような工夫も必要です。猫は一度外の世界の楽しさを知ってしまうと、何度も外に出たがってうるさく鳴くようになります。
鳴き声以外にも、突然起こる夜中の大運動会!!があります。真空行動と呼ばれるたまったエネルギーを発散する行動や、排泄の前に突然スイッチが入ったように家じゅうをすごい勢いで走り回る行動があります。これは小さな子どもが家の中を走り回るのと同じくらいに響きます。いくら肉球があって、足音一つ立てることなく移動することができる猫だって、うるさいときもあるのです。また、猫がグルーミングで胃にためた毛玉を吐いたりすると、その胃酸が床を傷つけます。床がフローリングなら、騒音防止だけでなく塗装のはがれ防止のためにも、カーペットかコルクマットを敷くことをおすすめします。
賃貸トラブルの中には騒音問題というのがありますが、どうやらペットは騒音の分類に入るようです。比較的静かな動物である猫とはいえ、油断は禁物です。

3.傷つけない

爪とぎ対策は必ず行います。猫は壁や柱で爪をとぐのでボロボロになる、これはアパートのオーナーさんが猫を嫌う一番の要因です。獲物をとらなくても、また、伸びすぎないように飼い主が爪を切っていても、猫の習性なので爪をとぐ行動は必ずします。爪をひっかけて力いっぱいバリバリとするので、引っかかりやすいソファなどは格好の爪とぎ場所になっている家も多いはず。それが壁となると大変です。猫飼育OKの物件なら、爪とぎをされることも計算の上で、爪が引っかかりにくい壁紙を張っているところもあるかもしれませんが、あまりにも壁の傷が激しいと修繕費を上乗せされるかもしれません。爪とぎができる場所を用意し、きちんとしつければ猫だって壁で爪をとぐことはしません。
また、ふすまや障子があれば、事前に外しておくと安心です。畳の場合もカーペットか何か畳の上に敷くとよいでしょう。畳は引っかかりがいいので、気をつけておかないと爪とぎの場所になってしまいます。犬と違って猫の爪は格納式なので、歩くだけで床に傷がつくことはないのですが、「猫を飼うと傷がつく」ことが固定概念化し誤解されているのは、きっと爪とぎからきているのでしょう。

猫も人もストレスをためない生活を

高いところが好き、何かにこもることが好きな習性の猫のために、キャットタワーやキャットトンネルを置くなどしてストレスをためないような工夫をしてあげて下さい。キャットケージを使う場合は、2階建て以上の広めのケージを用意します。猫は自由に動きたいですから、落ち着いてきたらケージを使わないようにするか、一部屋を開放する心構えでいてくださいね。静かな生活ができるようになれば、きっと猫が人のストレスを吸収してくれるような存在になるでしょう。
せっかく猫との楽しい暮らしを始めても、ご近所トラブルで飼い主がストレスになってしまったら本末転倒。猫だけでなく、飼い主もストレスなく快適に暮らしたいですよね。
少しの努力と気遣いで猫を飼うひとへの印象がよくなれば、きっと自分だけでなく多くの猫好きさん達の明るい未来につながることでしょう。

アパートで猫を飼うときに注意するべき3つのポイント