猫も水分補給が重要!1日どのくらいの水が必要なの?

猫も水分補給が重要!1日どのくらいの水が必要なの?

猫も水分補給が重要

中東の砂漠で暮らすリビアヤマネコが原種といわれている猫。
乾燥したところでの適応力が高いといわれているのは、体の中の水分をうまく使ってオシッコを高濃度に凝縮することができるからなのです。古代エジプトの時代から人とともに生きてきた猫の歴史をのぞいてみれば、少しの水分量でも生きてきたことがよくわかります。
じゃあ、お水はあげなくてもいい?そんなことはありません。乾燥に強いといわれる猫だって水分は必要。
猫に必要な水の量は?いつどのような水をあげればいいの?猫の体の仕組みとともに考えていきましょう。

生きているだけで体から失われていく水分

私たち人間と同様に、大人の猫でも体の中の60~70パーセントは水分で占められています。子猫ならそれ以上というのも人間と同じ。
排尿、排便はもちろんのこと、呼吸でも水分はなくなります。そして、猫には足の裏と鼻の頭付近に汗をかく汗腺があるので、そこから汗をかきます。ぽにょぽにょした肉球がしっとりしているときは汗をかいているときです。
排尿なら一回20~30ml(体重1㎏あたり)が、いくら濃縮されているとはいえ一日2~3回出ているとして、それを標準的な大きさのメス猫(4kg)で考えると一日に160~360mlが体からなくなってしまうことになります。
このように健康に生きているだけで体から水分が奪われていくのです。

一日に必要な水分量はどれくらい?

一般的には、必要な水分量は体重1㎏にたいして一日あたり50ml前後とされています。もちろん個体差があるので、50~70mlくらいを目安にするといいかもしれません。標準的な大きさのメス猫が4kgだとすると、1カップ(200cc)より少し多いくらいでしょうか。
あれっ?うちの猫はそんなには飲んでない!と思われるのでは?これは必要な水分量であって、飲む水の量ではありません。
食事にも水分は含まれており、ウエットフードならスープ状なのかピューレなのかで含まれる水分量も違ってきますし、ドライフードでさえもその重量の5~10%くらいの水分は含まれていると言われています。また、個体差もあるので、これがすべてとは限りません。
元気な猫なら自分から必要な時に必要なだけ飲むので、どのくらい飲んだのか神経質になることもないでしょう。

どんな水をどんなふうに与えればいい?

飼い主の多くは、水道からの水をボールのような入れ物にいれて与えているようです。水を入れる容器は床の上に直置きにはせず、脚が少し高くなった容器が飲みやすいようです。また、食後に飲むことも多いので、フードの近くに置くといいでしょう。
水道に含まれるトリハロメタンや塩素が問題だとかいろいろと言われていますが、日本の水道から出る水なら何の心配もいらないという話もあります。気になるようでしたら、人間の場合と同様、しばらく置いたり沸騰させたりしてカルキ抜きをするか、浄水器を使用すれば安心ですね。
今は猫専用の水も売られていますので、人間用の鉱水が含まれるミネラルウォーターはNG。そして、できるだけ容器と水はいつもきれいにしておき、水がなくなることのないように気を付けてあげてください。
また、時には植木鉢にたまった水やお風呂の椅子の上にたまった水を飲む猫がいますが、それが気になるようなら近くにきれいな水を置いておくといいでしょう。
「流れる水から飲みたいの!」とキッチンのシンクに入って蛇口から流れる水を要求したり、「コップに入れないと飲まないよ!」と深い容器に入れないと飲んでくれない猫など、水の飲み方もそれぞれ個性豊か。どうぞ水飲みもご自分の猫のスタイルに合わせてあげてください。
猫用の給水器もいろいろと売られているので、見るだけでも楽しいですよ。

猫も水分補給が重要!1日どのくらいの水が必要なの?