メインクーンの寿命は何年?短命って本当?

野生のヤマネコを思わせる力強さと穏やかな気性を持ち合わせるメインクーンは、平均体重4~10kgまでに成長する大型の猫種です。ここではメインクーンの寿命や長生きの秘訣、注意するべき病気など、健康維持のうえで知っておきたいことを紹介していきます。

メインクーンの寿命は何年?短命って本当?

メインクーンの平均寿命は12~14歳とされます。現在日本で飼育されている猫全体の平均寿命が16歳前後であることと比べると、やや短めの寿命ですが、飛びぬけて短命とは言えないでしょう。

ゴージャスな外見が魅力のメインクーンですが、原産国のアメリカでは高い狩猟能力が評価され、ネズミや野ウサギから農作物を守ることを任されていたというルーツを持ちます。

そのため、決して抱っこされるのが好きな大人しい猫ではなく、体そのものは筋肉質で丈夫です。

しかし、メインクーンが発症しやすい遺伝性疾患の中には注意が必要なものも存在するので、健康管理には気を配り、定期的な健康診断を受けるようにしましょう。

メインクーンの寿命はオスとメスで違うの?

メインクーンは雄で平均体重6~10kg、雌で平均体重4~6kgまで成長する種です。体長は雌雄ともに平均100cmになるため、雄の方が見るからに筋肉質でがっしりとした体躯となります。

寿命の面では雌の方が雄より約1年長く生きることが多いとされ、これは品種を越えて猫全体でみても、同様の傾向があります。

また、成猫になると雄と雌では外見の印象が異なるメインクーンですが、雄と雌では性格にも違いがあるとされます。

メインクーンの雄は犬っぽい猫と称されることがある程、飼い主と一緒に過ごすことを好み、陽気でやんちゃな性格です。一方で雌は雄に比べるとやや気位が高く、独立心旺盛な性格を持ちます。

そのため、雄は他の動物がいる家庭や子供のいる家庭など賑やかな環境を好み、雌は飼い主を独占できる静かな環境を好むとされるのです。

もちろん性格には個体差もあるので、猫種や雄雌での性格の傾向は目安と考えるべきでしょう。しかし、合わない環境に置かれてしまうとメインクーンもストレスを溜めてしまい、そこから寿命を縮めてしまう恐れもあります。

メインクーンと一緒に暮らす際には、雄と雌、どちらが自分の生活環境に合うのか確認することをおすすめします。

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2019年2月5日

メインクーンの長生きの秘訣とは?飼い方のコツは?

“穏やかな巨人”とも呼ばれるメインクーンは、楽しい仲間、相棒という言葉が良く似合う猫種です。1日でも長く大切なメインクーンと一緒に暮らすため、特に気を付けたい点を4つ紹介していきます。

運動量を確保する

メインクーンを含む大型の猫種は成長がゆっくりで、成猫になるまで3~4年程度の時間を要します。

子猫の可愛らしい時期を長く楽しむことができることもメインクーンの魅力ですが、反面、やんちゃで手がかかる時期が長く続く種とも言えるでしょう。

子猫の時期には遊びたい欲求を満たすため、成猫になってからは体重管理のために、しっかりと運動ができるスペースを用意してあげることは、メインクーンを飼育する上での必須条件となります。

必要とする運動量も多いのでケージ内での飼育は避け、キャットタワーや家具を活かして上下運動ができる部屋作りをしましょう。

また、体の大きなメインクーンは高所から飛び降りた際に、関節や足に負担をかけてしまうこともあります。

関節の疾患を防ぐため、床は滑りやすいフローリングではなく、カーペットやコルクマットなどクッション性のあるものがおすすめです。

温度管理に注意する

メインクーンはアメリカの開拓時代、厳寒の農地で暮らしてきたというルーツを持つ種です。長くシルキーな被毛と筋肉のおかげで寒さに強い反面、暑さに弱い傾向にあります。

特に蒸し暑い日本の夏は苦手で、メインクーンは熱中症になりやすい猫の筆頭種とされます。そのため、夏場の室温管理には特に注意しましょう。

猫が快適に過ごせる温度は、一般的に27~29度といわれています。人間からするとやや高めに感じられる温度ですが、猛暑の日でもこの程度の室温を保つように心がけて、メインクーンを熱中症から守ってください。

留守番中に停電が起きてしまった場合などに備えて、大理石やアルミなどで作られたひんやりマット等を用意しておくとより安心です。いつでも喉を潤せるように、新鮮なお水もたっぷりと用意しておきましょう。

また、シニアのメインクーンは逆にエアコンの冷気が原因で、体調を崩してしまうこともあります。寒そうにしている様子が見られたら、風通しの良い部屋にお気に入りのベッドを置いてあげる等の工夫をしてください。

エアコンのみに温度管理を頼るのではなく、メインクーンの様子を観察して臨機応変に熱中症対策をしましょう。

ライフステージに合った食事を与える

健康を維持するためには、人間同様に食事にも気を配ることが好ましいです。

メインクーンは成猫になるまで、長い時間を要する種です。子猫である3~4年の期間には、骨や筋肉を含め体全体が成長し続けます。

特に生後1年までの間には急激に体が成長するため、この時期には体作りに必要なタンパク質が豊富なフードを与えて丈夫な体を作ってください。

食事はカロリーも高く、必要な栄養素が全て入った子猫専用のキャットフードがおすすめです。そして、生後1年を過ぎたらメインクーンの成長具合を見て、徐々に成猫用のフードに切り替えていきましょう。

フードの切り替えのタイミングはメインクーンの体重が成猫の体重に近づいているか、体長はどうか、といった個々の体格によって決まります。

フードを変える時期の判断が難しいようなら、1歳の誕生日を機に健康診断がてら動物病院で相談に乗ってもらうのもおすすめです。

また、1歳を過ぎたら肥満にならないように、餌やおやつを与えすぎないように注意しましょう。

体が大きいのだから少しくらい食べ過ぎても大丈夫と思われるかもしれませんが、太ってしまうと体を動かすのが大変になり、大好きな運動もできなくなってしまいます。

特にメインクーンのような大型の種は肥満が原因で関節に負担が掛かってしまい、歩行困難から寝たきりになってしまう恐れもあります。猫にとっても肥満は万病の元です。しっかりとカロリーコントロールをしましょう。

被毛のケアを行う

ゴージャスな被毛を持つメインクーンは、意外なことにあまり被毛のケアを必要としません。しかし、長毛種ではあるため、飲み込んだ毛が胃や腸の中で絡まってしまう毛球症には注意が必要です。

特に換毛期には1日に2回はブラッシングを行い、毛球症を予防しましょう。また、換毛期の時期は、フードを毛玉ケアができるものに変えるのもおすすめです。

吐こうとして吐けずにえずいていたり、嘔吐や下痢、食欲不振といった症状が見られた場合は、毛球症を疑って動物病院を受診しましょう。

飲み込んだ毛玉が大きかったり、胃や腸の中で溜まった毛が大きな毛玉になってしまった場合は開腹手術が必要なこともあります。日頃から被毛のケアはしっかり行ってください。

メインクーンの注意すべき病気とは?突然死の危険も?

メインクーンと一緒に暮らすうえで、知っておいて欲しいのが4つの遺伝性の疾患です。中には命を落としてしまう恐ろしい病気もあるため、病気の兆候や症状、注意点などをしっかり確認しておきましょう。

肥大型心筋症

メインクーンがかかりやすい遺伝性の疾患の中で、一番注意が必要なのが肥大型心筋症です。

肥大型心筋症は心臓の筋肉が内側に向けて厚く、文字通り肥大していくことが原因で発症し、圧迫されることで血液の循環に異常をきたす病気です。

突然死の恐れもある恐ろしい病気ですが、ごく初期の状態では目に見える症状はありません。

呼吸困難や歩行困難、起き上がることができず寝ている時間が増える、後ろ足を痛がるようになる、といった明らかな異変が見られた時には、病気はかなり進行している恐れがあります。

後ろ脚を痛がる等の症状は血流が滞って血管や心臓の中で血液が固まり、血栓ができたことによって起こります。

猫の場合は特に後ろ足に向かう動脈に血栓ができる傾向があるため、後ろ足に麻痺が起こり、歩行困難や足の痛みを訴えることが多いのです。

肥大型心筋症は先天性の疾患であるため予防方法もなく、発症する原因も不明です。また、発症が見られる年齢も生後6ヶ月~16歳と幅があり、雌雄どちらでもかかる可能性があるとされます。

病気の症状が見られてから動物病院を受診するのでは手遅れになってしまうこともあるため、メインクーンのように肥大型心筋症を発症しやすい猫種では、定期的に検診を受けることがおすすめです。

超音波検査と血液検査による診断が有効とされ、早期の発見と治療が症状の進行を食い止める鍵となります。

脊髄性筋萎縮症

脊髄性筋萎縮症は脊髄の神経が消失する病気で、筋肉の萎縮や筋力の低下などの症状が現れます。発症する時期が、生後3~4ヶ月と限られていることが特徴です。

脊髄性筋萎縮症を発症した猫は、生後5ヶ月までにジャンプをすることが困難になり、筋肉の萎縮や知覚過敏などの異変が見られるようになります。

脊髄性筋萎縮症の両親を持つ子猫では発症するリスクが非常に高いとされ、遺伝子検査で疾患の有無を調べることが可能です。しかし、残念ながら現時点では有効な治療法は確立されていません。

多発性嚢胞腎

多発性嚢胞腎は、腎臓に水分の詰まった袋状の嚢胞が多数できることで発症する病気です。両親のどちらかに、たんぱく質を作りだす遺伝子の異常があった場合、50%の確率で子猫はこの遺伝子を受け継ぐとされます。

そして、この遺伝子が原因で子猫が成長するにつれて両方の腎臓にできた嚢胞が数を増やしていき、腎臓が肥大化するのです。

同時に腎臓の機能も嚢胞によって圧迫されるため、最終的には腎機能の低下、腎不全の症状が現れます。

腎不全の症状が見られるのは3~10歳の間とされますが、進行が遅いことから、多発性嚢胞腎にかかっていても腎不全を発症しないケースもあります。また、子宮や肝臓など他の器官にも嚢胞が見られることもあります。

現時点では、残念ながら猫の多発性嚢胞腎を根治させる方法は存在しません。そのため、治療は慢性腎不全と同じ方法で行われることが多いようです。

多飲多尿、嘔吐、貧血、体重の減少などの症状がメインクーンに見られた場合は多発性嚢胞腎、もしくは慢性腎不全を疑って、動物病院を受診するようにしましょう。

股関節形成不全

大型犬が発症しやすいことで知られる股関節形成不全は、メインクーンのような大型の猫種にも見られる疾患です。

股関節形成不全の猫には、歩行時に腰が揺れる、後ろ足をかばうようにスキップのような走り方をする、後ろ足を上手に折りたためないといった症状が見られます。

大腿骨と骨盤を繋ぐ股関節の形が遺伝的に異常な形態を持つことで発症する病気のため、歩行や運動器系に異変が起こるのです。

メインクーンの股関節形成不全は、遺伝性の疾患とされます。

しかし、猫の股関節形成不全も犬と同様に、生後60日の間に股関節に負荷がかかることでも発症する可能性が示唆されているため、この時期の肥満や過度な運動には注意をするべきでしょう。

メインクーンは遺伝性の病気にかかりやすい?突然死の危険性も?

2019年2月12日

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