チンチラ(ペルシャ猫)にお風呂、シャンプーは必要?

チンチラ(ペルシャ猫)にお風呂、シャンプーは必要?

美しい毛並みに青や緑の瞳をしたチンチラ(ペルシャ猫)は、生きた芸術品ともいえる猫です。一般的に猫はお風呂が必要ないと言われていますが、長毛種のチンチラも同様なのでしょうか?そこでシャンプーの必要性やグルーミング方法をご紹介します。

チンチラ(ペルシャ猫)にお風呂、シャンプーは必要?

猫の祖先は砂漠地帯に生息していたリビアヤマネコが始まりとされています。そのため、水浴びをする習慣はありませんでした。

現代に生きる猫は当時の性質を受け継いでおり、お風呂やシャンプーが苦手な子が多いです。中にはお風呂が好きな猫もいますが、彼らは特異な存在です。筆者は現在、複数の猫と一緒に暮らしていますが全員お風呂が嫌いです。

単独で狩りをする動物である猫は、捕食動物または敵の動物に存在を気付かれないため、匂いはあまりしません。それは体臭があまりしないだけでなく、常に自分でグルーミングをして身体を清潔にする習性があるためです。

この様に、猫は常に自分自身を清潔に保っているため、お風呂やシャンプーを必要としている猫ばかりではありません。

猫が行うグルーミングの仕組みとは?

猫の舌はとても長く、ブラシ状のトゲがある舌を持っています。この舌はブラシの役割をしており、舌に唾液を含ませて常にグルーミングが出来るようになっています。

猫が摂取する水分はグルーミングに使われることが殆どであり、生え代わりの被毛を処理することもできます。またグルーミングの際に誤飲した抜け毛は、上手く体外へ排出できないと毛球症という病気になってしまいます。

毛球症は毛玉処理専用のキャットフードや猫草等によって胃や腸に溜まった毛玉を吐き出させることで予防ができるので、チンチラに限らず長毛種を飼育している人は意識して対策を講じましょう。

長毛種のチンチラは自分では上手にグルーミングが出来ない

原種の姿に近い短毛種の猫は自分でグルーミングが出来ます。しかし、愛好家によって改良を加えられたチンチラ(ペルシャ猫)は、上手くグルーミングをすることが出来ません。

その理由として、柔らかい被毛が密集しているチンチラ特有の毛の生え方が挙げられます。猫はグルーミングに特化したブラシ状の舌を持っていますが、長い被毛の奥まで手入れをするのは苦手です。

また、愛らしい少し潰れた鼻と口では、皮膚に近い被毛に舌を届かせるのは難しく、チンチラ特有の太い首では隅々までグルーミングをすることは出来ません。そこで、チンチラには飼い主さんのグルーミングが必要になります。

毎日のコーミング等は欠かせませんが、お尻や足の裏をトイレで汚してしまった場合など、どうしてもお風呂に入らなければならない時のためにも、チンチラを飼育している人は猫をお風呂に入れる方法を知っておきましょう。

チンチラのお風呂、チャンプーのやり方を解説!

飼い猫をお風呂に入れる場合、そのまま猫をお風呂に入れるのではなく準備をする必要があります。

まず、お風呂やシャンプーをする前に絶対しなければいけないことは、ブラッシングやコーミングです。被毛の中に絡まった毛玉を解かずにシャンプーをすると、残っていた毛玉が水分によって更に硬くなります。

チンチラ(ペルシャ猫)に最適なブラッシングとは?

チンチラ(ペルシャ猫)に最適なブラッシングとは?

2019年2月21日

毛玉が出来やすい部分は、耳の付け根や脇の下、お腹や股下なので、この部分はお風呂の前に意識してコーミングをしましょう。

また毛玉の部分はシャンプーが落ちにくく、その成分を含んだ状態になりがちです。そのまま放置しておくと皮膚病の原因になってしまうので、絶対に放置はしないで下さい。

コーミングが出来たら、チンチラの耳に水が入らないように青梅綿(オウメワタ)を入れます。青梅綿は和服や手芸に使われる脂性綿のことで、この綿を詰めること耳に水が入るのを防ぐことが可能です。

お風呂、シャンプーの方法と注意点

チンチラに限らず、猫にとってシャンプーは苦難の連続です。そのため、お風呂とシャンプーをする方法と注意点をご紹介します。

1.ぬるめのお湯を張った桶に猫を入れてシャンプーをするとストレスが軽減

ブラッシングが完了したら、お風呂に入れましょう。お風呂はシャワーで済ませた方が便利ですが、嫌がる猫も多いのでベビーバスや小さなタライにお湯を張って入れると猫のストレスを軽減できるのでおすすめです。

お湯の温度は、手にお湯を当てた時に少し温く感じる34~38℃が適しています。そのお湯を少しずつ猫に掛けながら、お尻から徐々に入れます。

また暴れる場合は、エリザベスカラーや目の粗い洗濯ネットに入れて入浴させても良いでしょう。

2.肛門腺はお風呂で絞ると比較的簡単

また、シャワーを極端に嫌がらない猫は、お風呂に入れた際に肛門腺を絞っておくといいでしょう。お風呂に入っている時は体が温まり筋肉が緩くなっているので、普段は上手に肛門腺を絞れない人でも比較的簡単に絞れます。

時計で例えると4時と8時の部分にあり、下から上へ押し上げると分泌物が出てきます。またシャワーをあてながらその部分を少し摘まんで絞り上げても分泌物が出てくるので、苦手な方は後者が特におすすめです。

ちなみに、肛門腺とは肛門の下の部分にあり、マーキングなどに使われる分泌物です。かなり臭いますので、お風呂の中で行う場合はしっかりと換気をして行って下さい。

また、肛門腺の分泌液は猫が行動している際に少しずつ出ていますが、チンチラなどのあまり動かない猫は分泌物が溜まりやすく、過度に溜まると肛門腺が破裂して500円玉ほどもある穴が空くことがあります。

また片足が無い等、身体的に障害を持った猫は複数回肛門腺が破れてしまうこともあります。飼い主さんが肛門腺を絞れない場合は、定期的に獣医師に絞ってもらうことをおすすめします。

3.シャンプー液は泡立ててから使う

シャンプー液は必ず猫用を使って下さい。そして使う際は、原液を体に直接かけるのではなく、十分に泡立てた泡を使って洗って下さい。そうすることで、すすぎも短時間で済ませることが出来ます。

洗い方は、毛並みに沿って洗いましょう。毛玉の原因になるため、決して毛を逆立てて乱暴に洗わないで下さい。ネットに入れて洗う場合も、毛並みに沿って撫でるように洗いましょう。

一般的には顔もシャンプーの泡を使って洗いますが、チンチラは目が大きいので無理に洗わず、入浴後にタオルや猫用のウエットテッシュ等で拭いてあげると良いです。

4.すすぎは洗いよりもしっかり行う

シャンプーが終わったら泡をすすぎましょう。この際、シャンプー液が残らないようにしっかりとすすいで下さい。

タライ等に入って濡れた猫はそのまま動かなくなることが多いので、桶から出してシャワーですすぐと効率良くすすぐことが可能なのでおすすめです。またシャワーの温度は桶に張ったお湯と同じ34~38℃を目安とします。

すすぎ方は、頭の方から順番に流していきます。また、首元にシャワーをあてると被毛を伝って全身にお湯が行き渡るので、短時間ですすぐことができます。また、お腹をすすぐ際も毛並みに沿ってシャンプーを落としましょう。

そしてシャンプーが落ちている目安は、「被毛が水を弾く」「毛質がキュッキュッという手触り」の2点です。被毛がタプタプと水を含んだり、触った時にヌルヌルしていたりする場合はすすぎが足りていません。

5.タオルドライとドライヤーで徹底的に乾かす

すすぎが終わったら、ある程度お湯を絞ってからタオルドライをします。この時、猫を乱暴に扱ってはいけません。毛並みに沿って少しずつ握るように水分を拭き取れば被毛を絡ませることはありません。

ちなみに、タオルは吸水性の優れたドライタオルを使えば、よりスムーズに乾くのでおすすめです。

またシャンプーは成功してもドライヤーが好きな猫は滅多にいません。ドライヤー特有の音と熱風を敬遠する猫が殆どです。その上、猫は犬と違い体が柔らかいので抑えながらドライヤーを掛けるのはトリマーでも一苦労です。

そのため、ドライヤーを使う際は2人で行うのが望ましいです。この時、一人は猫を抑え、一人は猫を乾かすことに専念すると効率良く作業が進められます。

そしてドライヤーで乾かす際はお腹と胴回りを優先して乾かしましょう。細かい手やシッポの部分は、キッチンペーパーなどで充分に水分を吸い取っておくと、他の部分を乾かしている内に自然と乾きます。

更に、猫を乾かす際は風を当てている部分にコームを入れて毛並みに梳かします。コームによって被毛が含んだ水分をかき出せる上、毛並みを整えられるので、毛玉を防ぐことが可能です。

また乾かすことに夢中になり、ドライヤーを近付け過ぎないように注意しましょう。熱い思いをしたことでドライヤーが悪い思い出になってしまうと、余計にドライヤーを掛けさせてくれなくなってしまいます。

最後に、1人でドライヤーを扱う場合は、スタンド式を使うなど工夫をしてみましょう。筆者はエプロンの胸部に洗濯バサミでドライヤーを固定して作業したことがありますが、体を動かせば方向も変えられるので便利です。

6.耳の中の水分を取る

必ずお風呂の後は耳掃除用クリーナで耳に入った水分を取って下さい。いくら気を付けていてもお風呂に入れれば耳に水が入ってしまいます。知らずに放置していると、外耳炎などになる恐れがあるので注意しましょう。

チンチラのお風呂、チャンプーの最適な頻度とは?

猫はあまり匂いがしない動物のため、チンチラのように長毛種でも1日2回のブラッシングやコーミングをすれば頻繁にお風呂に入れる必要はありません。

シャンプーの目安は、飼い主さんが飼い猫の汚れが気になり、飼い猫も嫌がらないのであれば月に1回が妥当です。また年に数回でも問題はありません。

あまり頻繁にお風呂に入れると皮膚の脂質が奪われ、皮膚病になってしまうことがあるので注意しましょう。

チンチラ(ペルシャ猫)がかかりやすい病気とは?

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2019年2月25日

また月1回程度のお風呂では飼い主さんが気になる場合、猫用のシャンプータオルや重曹を含ませた蒸しタオルを使用し、毛並みに沿って拭くだけでも清潔に保てるのでおすすめです。

最後に、お風呂とシャンプーは猫にとって大きなストレスとなるので、生後2ヶ月に満たない子猫や10歳を超えるシニア猫は、病気や汚物で体を汚す等の特別な事情が無い限りお風呂は控えましょう。

トリミングサロンでシャンプーしてもらうことは可能?

「ドッグサロン」「犬の床屋さん」と看板を掲げたトリミングサロンを見掛けることはありますが、「キャットサロン」は殆ど見掛けません。

猫は犬とは違い体が柔らかく、人間の指示に従わない性質の子が多いため、猫を扱うトリミングサロンは非常に少ないです。しかし、動物病院と併設しているトリミングサロンの場合、トリミングを受け付けているケースがあります。

ただ、麻酔で眠らせた状態でシャンプーカットをすることもあるので、事前に麻酔や薬の使用を確認してからトリミングの依頼を行うと良いでしょう。

お風呂に入りドライヤーでフワフワになったチンチラは本当に美しいのですが、その行為が猫にストレスを与えているか否かを考えることも大切です。

「幼少期から慣れさせれば大丈夫」との意見もありますが、水嫌いは本能なので猫がお風呂やシャンプーを嫌がる場合は無理強いしてはいけません。

清潔にして健康を維持しようとしてもかえって寿命を縮めてしまうケースもあるので、お風呂やシャンプーよりもブラッシングとコーミングで楽しくスキンシップを取ることもおすすめします。


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