猫に一日どのくらいのキャットフードを与えればいいの?

猫に一日どのくらいのキャットフードを与えればいいの?

キャットフードの与え方

基本的に太陽の出ている昼間に活動する人間は、朝昼晩の3食の定期的な食事をとることが望ましいとされていますが、猫ではどうでしょうか?
猫に夜明けともにご飯を催促されて困る、という飼い主さんは意外と多いのですが、というのも猫はもともと夜行性。夜行性といっても夜中にしか活動しないというのではなく、昼間より夜の方が活動的になるというもので、観察データによると猫は夕方と明け方に活動的になるようです。本来、肉食である猫がハンターとして活動できるのが、捕食となる動物の動きが悪くなるような時間帯ということでしょう。その時間帯に猫の食事を合わせるとなると、早朝と夕方の2回ということになります。
猫を飼う上で、一日にどのくらいの量を与えれば良いのかも知っておくことは大事なことです。猫だって、人間同様、肥満になれば生活習慣病につながります。そうならないように、適切な量を把握しておきましょう。

基本の「き(期)」

猫は大きく分けて、1歳までの子猫期、1歳から7歳までの成猫期、7歳以降のシニア猫と3つのライフステージに分かれます。それぞれ与えるキャットフードも、成長を促すように配慮されたもの、健康を維持するように配慮されたもの、消化吸収がしやすいように配慮されたものと、内容が変わってきます。
また、子猫期は生後一カ月までの授乳・離乳期と生後一カ月以降の発育期に分かれ、食事の内容も変わってきます。

子猫のキャットフードの与え方

生後1カ月近くになると乳歯が生えてきて、哺乳瓶の乳首を噛むようになります。そうなると離乳がはじまります。
最初の頃は、猫用ミルクと離乳食を併用しますが、哺乳瓶を必要としなくなったら徐々にミルクを減らし、ふやかしたドライフードやウェットフードを与えることになります。
一般的にはドライフードなら生後1カ月は4gを4回、生後2カ月は6gを4回、生後3カ月は13gを4回、6カ月くらいから1日3回25gくらいを目安に与えます。フードメーカーによって推奨される量に多少の違いがあるので、それぞれのメーカーの包装袋に書かれている量を参考にして与えてください。
子猫は量よりも質が大事で、2カ月半くらいまでは体重(kg)×250(kcal)、5カ月までは体重(kg)×130(kcal)、8カ月までは体重(kg)×100(kcal)は必要です。時間があれば計算して与えるのが良いのですが、成長著しい子猫期なので食べたいだけ与えても大丈夫です。猫は食べ過ぎるということはなく、お腹がいっぱいになったら、必要以上には食べません。また、与えるなら、総合栄養食と書かれたフードを与えてください。ウェットやスープタイプにするなら、ドライフードと混ぜてあげるといいでしょう。また、この時期にいろいろなフードを試しておくと、成猫になってからフード選びに迷わなくなります。

成猫のキャットフードの与え方

猫は1年経てば、成猫と呼ばれるようになりますが、1歳から2歳までの一年間は青年期といったところでしょうか。3歳になると気力と体力が一番充実する頃を迎えます。野良猫のボスと呼ばれる猫はこのくらいの年齢が多いですね。
子猫の頃は適量をほぼ一度に完食していたのが、次第にちょこちょこ食べに変わっていきます。多くの飼い主さんはドライフードを袋から出してそのまま与えていますが、キャットフードのメーカーはそれを2回に分けて与えることを推奨しています。猫の餌の与え方もいろいろな考え方があるようで、1日1回にしてお皿からなくなったら入れるとか、少しずつを1日6回くらいに分けて与えるとか。与える回数は、それぞれの家庭のライフスタイルでもかまわないでしょう。
目安として、体重1kgに対し80kcalが必要だと言われていますが、完全室内飼いだと運動量も少なくなるので、70kcalと少なめにするか、もともとカロリーダウンしている室内飼い用のフードを選べば肥満の心配はありません。
フードの袋に書いてある量を目安に与えれば問題はないのですが、おおよそ1日に食べる量としては、標準的なメス猫4kgで80g、同様にオス猫6kgで120gぐらいです。
キャットフード用の計量カップか、なければ家庭用のお米のカップを利用すると毎日決まった量を与えることができます。ドライフードも小袋に分けて包装されているので、何等分すればほぼその量になるのか計算してみてもいいですね。
ストレスから過食気味になっている猫は、要求しても与えないようにするか、回数を増やしてあげるようにすると、食べる量を抑えることができます。

シニア期のキャットフードの与え方

7歳からシニア猫と呼ばれますが、10歳くらいまでは体力が徐々に落ちてくる壮年期、目や爪などに変化がみられ始める14歳までがシニア(中年)期、そして15歳からは余生をのんびりと過ごすようになる老猫期と分かれます。
食事は猫の様子を見ながら形状を変えていきます。ドライフードが食べにくいようならウエットフードにかえるとか、ふやかしてセミドライの形にするとかの工夫をしてください。
もちろん、与える量はフードの袋に書いてあるのを目安にします。おおよそ1日に食べる量は、標準的なメス猫4kgで70g、オス猫6kgで100g、体重1kgに対して60kcalが目安です。
歳を重ねていくと、人間同様に食べる量が減ってくるかもしれませんが、特別な病気でない限りは心配いりません。
猫を飼うことは、食事一つとってみてもそれなりに大変ですが、多くの猫がその一生を終える老猫期まで元気で暮らせるように、健康に気を配ってあげてください。

猫に一日どのくらいのキャットフードを与えればいいの?