アメリカンショートヘアの寿命はどれくらい?飼う上での注意点は?

アメリカンショートヘアは他の品種と比較しても人気の猫種です。アメリカンショートヘアを飼っている方、飼う予定の方は飼う上での注意点や、かかりやすい病気、平均寿命を理解して飼いましょう。病気の予防についてもご説明いたしますので、愛猫のためにしっかり予防をして健康的に長寿を目指しましょう!

アメリカンショートヘアの平均寿命ってどれくらい?

人懐っこく愛らしいアメリカンショートヘアは猫の品種の中でも人気で、飼われている方も多くいます。

今アメリカンショートヘアを飼われている方、これからアメリカンショートヘアを飼われる予定の方は、家族の一員である最愛のペットとずっと一緒に過ごしたいですよね。

猫を飼うということは命を預かることでもあるので、最後まで責任を持って飼う必要があります。しかし、どんなに大事に可愛がって飼っていても動物には必ず寿命が訪れるものです。

猫は品種によって寿命も異なり、平均寿命というものがあります。しかし、飼い方や病気の予防など生活環境を整えることで平均寿命よりも長生きをするアメリカンショートヘアもいます。

アメリカンショートヘアの平均寿命を知り、病気の予防や、飼い方で注意できる事を把握して最愛のアメリカンショートヘアを長生きさせてあげてくださいね。

アメリカンショートヘアの平均寿命

猫全体の平均寿命は約15年といわれています。アメリカンショートヘアはそれと比較するとやや短く約12~13年です。人間でいうと約70~80歳です。

2017年12月22日に一般社団法人ペットフード協会が「全国犬猫飼育実態調査」の結果を発表しました。

その結果のよると猫全体の平均寿命は15.33歳です。完全室内飼いなのか、室外飼いなのかどうかで平均寿命も異なります。

完全室内飼いの外に出ない猫は16.25歳と猫全体の平均寿命より長生きをしています。室外飼いの外に出る猫の平均寿命は13.83歳と平均寿命よりも短くなっています。

外に出る猫は猫エイズやウイルスなどの伝染病、ノミや寄生虫などの感染症といった様々な病気にかかる危険があるため、寿命が短くなってしまいます。

また、ペットの病気や怪我に備えるペットの保険のアニコム損保が2017年に発表したアニコム損保に加入をした猫の平均寿命の調査では14.2歳が平均寿命となります。

ペット損保に加入し、猫の健康に気を使っている飼い主が多いということが考えられます。

猫の品種によっても平均寿命が異なり、アニコム損保加入している猫の品種別平均寿命の調査結果では、混血猫が1位、スコティッシュフォールドが2位、アメリカンショートヘアが3位となっています。

混血種の猫の方が寿命が長く、純血種の猫は寿命が短いといわれています。アメリカンショートヘアは純血種の猫となりますが、純血種の猫の中でも体が丈夫で遺伝疾患も比較的少ない方だと考えられています。

一般的に、純血種の猫は混血種の猫と比べて遺伝疾患や好発病にかかりやすいと言われています。病気が寿命に大きく関わるため、平均寿命がやや短くなっています。

しかし、2009年以降のアニコム損保のペット保険に加入している猫全体の平均寿命の調査では年々寿命が延びています。

最近ではキャットフードの質も高くなり、医療の発達、完全室内飼いの増加、生活環境が良くなったことなどから平均寿命が延びていると考えられます。

猫全体の平均寿命が延びていることから、アメリカンショートヘアも同様に平均寿命が延びていることがいえます。

また、猫の品種だけでなく、同じアメリカンショートヘアの中でも寿命が異なる要因があります。

性別による平均寿命の違い

同じ品種の猫であっても性別により平均寿命がやや異なることが考えられています。

人間の平均寿命は男性より女性の方が長いといわれています。猫も同じでオス猫よりもメス猫の方が寿命が長いとされています。

人間や猫だけでなく、哺乳類全体としてメスの方が寿命が長いという報告が出ています。これは、メスが持っているエストロゲンというホルモンがストレスを軽減し寿命に影響していると考えられているからです。

メスは出産をして子どもを育てる母性本能があり、子どもを産み育てる体力が必要となるためオスよりも外的リスクを減らす生き物です。

一方でオスは繁殖のための争いや狩りなどの役割があり外的リスクやストレスを抱えやすいと考えられています。

哺乳類である猫も同じように考えられ、オス猫の方がストレスがかかりやすく寿命が短くなっていると考えられます。

また、性別の違いだけでなく、去勢・避妊手術をしたかしていないかの違いもあり、去勢・避妊手術をした方が寿命が長いともいわれています。

室外飼いと室内飼いによる違い

アニコム損保の調査結果と同様に、一般的にも外に出ることがない完全室内飼いの猫と比べて外に出る室外飼いの猫や野良猫は寿命が短いということが 分かっています。

外には、他の野良猫同士の縄張り争いやカラスやイタチなど他の動物に襲われる危険、車などの交通事故、感染症など様々な危険があります。

自由気ままに外を散歩できるメリットはありますが、それ以上に外的リスクが高く、迷子になったり、最悪の場合は命を落としてしまう恐れもあり、ストレスが掛かることもあります。

そのため、野良猫や室内飼い猫は寿命が短いと考えられます。環境省や動物愛護センターなどの調査では野良猫の寿命は3~5年だそうですので、同じ品種の猫でも室内飼いの猫か外に出る猫かで寿命が異なることが分かっています。

毛種の違いによる平均寿命の違い

アメリカンショートヘアに限らず猫の毛の長さが寿命に関わっているとも考えられています。

長毛種より短毛種の猫の方が平均寿命が長いといわれていますが、毛の長さが寿命に影響する根拠はハッキリとは解明されていません。

しかし、長毛種の猫は毛が長いため、毛球症という病気にかかりやすかったり定期的に毛のケアをしっかり行わないと衛生状態も悪くなりやすく病気にかかりやすいことが考えられます。

毛球症は定期的にブラッシングやシャンプーをして清潔に保ち、毛繕いや普段の生活で体の中に入ってしまった毛を排出するように予防することができます。

短毛種の猫でも毛繕いをしたり、普段の生活で毛を飲み込んでしまうので、毛球症にならないように予防をしてあげましょう。

上記でご説明したように、猫の平均寿命は環境や品種などの理由により異なります。アメリカンショートヘアが純血種の猫となり、平均寿命が12~13年ということを理解しましょう。

飼い主が日頃から食事や健康管理に気を使い、病気の予防をすることで平均寿命より長生きすることができるので、しっかりアメリカンショートヘアのかかりやすい病気や正しい飼い方を理解して大切に飼ってあげましょう。

アメリカンショートヘアが長生きするためには?

人懐っこく甘えん坊なアメリカンショートヘアを家族の一員として飼っている方やこれから飼う予定の方は、とても可愛く愛情も沸き少しでも長く生きてほしいと思うと思います。

そこで、アメリカンショートヘアが長生きをする秘訣をご説明いたします。

アメリカンショートヘアの平均寿命がありますが、生活環境を整え健康に気を使ってあげると平均寿命よりも長生きするアメリカンショートヘアはいますので、是非参考にして長寿のアメリカンショートヘアを目指してくださいね。

完全室内飼いにする

上記でご説明したように外にはたくさんの外的リスクがあります。アメリカンショートヘアに限らず猫は室内飼いをする方が長生きするといわれています。

猫は好奇心旺盛で虫を追っかけたり散歩をしたり様々な場所に行くような動物なので、外に出ると車や自転車などの交通事故に巻き込まれたり、猫同士や他の動物と喧嘩をして怪我をすることもあります。

カラスなど他の動物に獲物とされることや、猫エイズやウイルスなどの感染症にかかってしまう恐れもあります。命を落としてしまう危険性もありますので、長生きをしてもらうにはそういった外の危険を避けるためにも室内飼いをおすすめします。

アメリカンショートヘアに限らず猫は一度行ったことのある場所は自分の縄張りとなり、同じ場所に行きたがる習性がありますので、飼い主がついているからといっても外を散歩させることはあまりおすすめしません。

実際にアニコム損保や動物愛護センターなどの調査でも野良猫や室外飼いの猫が寿命が短く室内飼いの猫の方が寿命が長いことが結果として出ていますので、長生きをしてもらうために室内飼いを検討しましょう。

生活環境を整える

長生きするために室内飼いが良いということをご説明しましたが、室内飼いをするにしても生活する室内の環境が整っていることが重要です。

猫はとても寒さが苦手な動物なので、室内の温度を快適に保つように空調管理をしましょう。アメリカンショートヘアは特に好奇心旺盛で活発な品種なので、室内でもしっかり運動ができるように環境を整えてあげましょう。

猫は上下運動が好きなので、キャットタワーを置いたりおもちゃを使って運動ができるようにしましょう。

運動不足は様々な病気にかかりやすくなってしまったり、ストレスが掛かってしまう原因となってしまいます。

また、いくら人懐っこく甘えん坊なアメリカンショートヘアでも一人になりたい時間もありますので、ゆっくり休める場所も確保してあげましょう。

お気に入りのブランケットやおもちゃなど、その子にとって快適な環境を見つけてあげて、ストレスなくのびのびと暮らせる環境を整えてあげてくださいね。

適正体重を保つ

アメリカンショートヘアに限らず猫には適正体重というものがあります。適正体重とはその子の体格に応じた理想の体重で、皮下脂肪の付き方や骨格によって異なります。

その子によって適正体重は異なりますので、普段からボディチェックを行い、痩せすぎや肥満でないかどうかをチェックして適正体重を保てるようにしましょう。

飼っているアメリカンショートヘアの適正が分からない場合は動物病院で健康診断を受診し、獣医に相談することもおすすめします。

何かしらの病気が原因で痩せすぎていたり肥満になっているケースもありますので、獣医に直接みてもらい、その子の健康状態や、必要な運動量や食事などアドバイスをもらうと安心です。

食事は健康や寿命に大きく関わるので、適切な量のキャットフード、水をあげましょう。

猫は水分をあまり取らない動物であるため、いつでも新鮮な水を飲めるように常に置いておきましょう。水分をあまり取らないことが原因で排泄が少なく尿路結石などの病気になりやすいと言われています。

おやつとして水分が多いウェットタイプのおやつをあげたり、腎臓や尿路結石を予防するようなキャットフードをあげることもおすすめです。

適切な食事と食事の量に気を付けていても運動不足によって肥満になってしまうこともありますので、適正体重を保てるように適度な運動ができるようにキャットタワーなどの上下運動やおもちゃを使って運動ができるようにも工夫をしてあげましょう。

定期健診をする

純血種の猫の中では寿命が長く遺伝疾患などの病気にもなりにくいと言われていますが、それでも混血種の猫と比べたらやや寿命が短く、アメリカンショートヘアにかかりやすい「肥大型心筋症」という病気があります。

いくら食事や運動に気を付けていても病気にかかる可能性はありますので、定期的に動物病院へ受診して健康診断を受けることをおすすめします。

体調が悪くても飼い主に隠そうとしたり、普段から寝ていることが多い猫は異変に気付きにくい事もありますので、日頃から猫の様子を観察して異変に気付けるように心がけてあげてください。

定期的な健康診断に行くことで動物病院にも慣れたり、病気があったとしても早期発見、早期治療をすることができます。手遅れになっては後悔をしてしまうことになりますので、定期健診や万が一に備えてペット保険の加入をおすすめします。

ペットの治療は費用が掛かってしまうため、ちゃんとした治療をしてあげれるようにペット保険に加入していると安心です。

病気を予防する

アメリカンショートヘアに限らず猫は、運動や食事は寿命にとても大きく関わります。適切な食事や水分摂取、適度な運動、定期的なブラッシングやシャンプーをすると長生きに繋がります。

猫は毛繕いをする動物なのでその際に毛を飲み込んでしまい、体内に毛が溜まり毛球症という病気になることもあります。

生活環境や猫自身の清潔を保てるようにし、病気の予防をしてあげましょう。また、ワクチン接種やノミ・マダニ・フィラリアの予防などもしてあげましょう。

ワクチン接種やノミ・マダニ・フィラリアの予防は適切な時期がありますので、動物病院で受診して獣医に相談をすることをおすすめします。

また、去勢・避妊手術をすることで予防できる病気があったり、去勢・避妊手術済みの猫の寿命がやや長いともいわれていますので、去勢・避妊手術についても獣医に相談をして検討してみてください。

ストレスを減らそう

適度な運動や猫のテリトリーを確保するなど生活環境を整え、ストレスの原因を作らないように気を付けてあげ、猫の精神状態を安定できるようにすることで長生きに繋がります。

アメリカンショートヘアは人懐っこく甘えん坊な性格が多いですが、それでも飼い主が構い過ぎたり、飼い主が忙しく構わなさ過ぎることでストレスが掛かってしまうこともあります。

飼い主のライフスタイルもありますが、できる限り猫のペースに合わせてあげて、愛情を注いであげてくださいね。

また、相性の悪い猫同士の多頭飼いによって寿命が短くなるとも言われていますので、新しく猫を迎える場合や多頭飼いをする場合は猫同士の相性を確かめてからにしましょう。

仲の良い猫同士の多頭飼いでも、それぞれのテリトリーを確保できるような環境を整えてあげましょう。

愛猫のアメリカンショートヘアが少しでもストレスなく快適に暮らせるようにすると長寿に繋がります。

アメリカンショートヘアの長寿の記録は?

アメリカンショートヘアの平均寿命をご説明しましたが、猫の世界一長寿の記録についてご説明します。

歴代最高齢の長寿を記録したアメリカで飼われていた「Crème Puff(クリームパフ)」という名前の猫は38歳3日まで生き、ギネス記録に認定されました。

38歳3日というのは人間でいうと168歳になります。とても長寿ですが「クリームパフ」の飼い主さんは他にも猫を飼われていたようで、その「Granpa Rexs Allen(グランパ・レックス・アレン」という名前の猫も34歳2ヵ月と長寿だったそうです。

飼い主さんの飼い方や生活環境がとても良かったことが考えられます。ギネスブックの編集者が飼い主への取材で分かったのは「美味しいものを食べさせてストレスなく楽しく過ごさせること」と答えられたそうです。

しかし、食事に関してはベーコンやアスパラガス、卵、クリーム、コーヒーなど人間が食べるものを与えていたそうです。猫には良くない食べ物ばかりで驚きますが「ストレスなく楽しく過ごす」ということがとても大事なのかと考えられます。

その2匹の猫は人間の食べ物を食べ長寿でしたが、決して真似をして人間の食べ物は与えないでくださいね。最近のキャットフードはとても質が高いので、猫専用の質の高いキャットフードを与えることをおすすめします。

また、日本では18歳以上生きた猫は表彰状をもらうことができます。日本動物愛護協会に申請をすると長寿の猫として表彰をしてくれるようになっています。

もし、18歳以上生きている猫を飼っている方は日本動物愛護協会に連絡をしてみてくださいね。

18歳以上生きている猫の1ヵ月以内の検査データや予防接種などの証明書、獣医師の診断書、年齢を証明する資料、申込書など必要な用紙がいるので準備をしてから申請してください。

日本動物愛護協会のホームページに長寿で表彰された動物の一覧を見ることができるので、愛猫もその中に入るといいですね。

日本で最も長寿とされている猫は「よも子ちゃん」という名前の猫で36歳まで生きたとされています。しかし「よも子ちゃん」はギネス記録には登録されていません。

36歳だという証拠が無いためギネスにのることができなかったそうです。しかし、上野動物公園で長寿の猫として表彰をされたそうです。

「よも子ちゃん」が36歳まで長生きした秘訣も飼い主によると「ストレスの無い環境」だそうです。

飼っているアメリカンショートヘアが現在の長寿の記録を超えるようにストレスなく暮らしていき、長寿を目指したいですね。

アメリカンショートヘアを飼う上での注意点はなに?

アメリカンショートヘアは人懐っこく飼いやすい品種のため、初めて猫を飼う人にも人気ですが、アメリカンショートヘアを飼うにあたって注意点があります。

アメリカンショートヘアは純血種の猫の中でも丈夫で遺伝疾患などの病気に比較的かかりにくいと言われていますが、アメリカンショートヘアに気を付けたい病気があります。

アメリカンショートヘアを飼っている方やこれから飼う予定の方はしっかり注意点を把握して飼ってくださいね。

アメリカンショートヘアを飼う注意点「肥満」

アメリカンショートヘアは「肥満」になりやすいと言われています。アメリカンショートヘアは活発な品種で食欲も旺盛な子が多く、体質的にも太りやすいため体重管理には気を付けてあげ、肥満にならないようにしましょう。

肥満は「糖尿病」などの様々な病気になる原因となってしまいますので、肥満にならないように注意が必要です。

肥満やストレスの予防としてしっかり運動をさせることが大切です。

キャットタワーなどを置いて上下運動をさせるようにしたり、自由に動き回ることができる環境を整えるようにしましょう。

アメリカンショートヘアの飼い方のポイント

アメリカンショートヘアの飼い方として「食事」「運動」「生活環境」「お手入れ」などのポイントに注意をしましょう。

食欲旺盛なので、食事の量や回数、キャットフードの種類、水分摂取に気を付けてあげましょう。運動面においても適度な運動ができる環境やおもちゃを使ってしっかり運動がさせることが大切です。

また、ブラッシングやシャンプーを定期的にして清潔に保つようにし、アメリカンショートヘアが快適な生活を送れるようにしてあげてください。

アメリカンショートヘアがかかりやすい病気ってなに?その予防法とは?

アメリカンショートヘアは体が丈夫で病気になりにくく、体格もがっしりとしていて怪我にもなりにくいと言われていますが、食欲旺盛なため「肥満」になりやすい品種です。

「肥満」が原因でかかる病気や、アメリカンショートヘアにかかりやすい病気と予防策をご説明します。

「糖尿病」

アメリカンショートヘアは活発な分、よく食べるので「肥満」になりやすく「糖尿病」にもかかりやすいと言われています。糖尿病は食事や運動の管理で予防をすることができます。

去勢・避妊手術をした猫や妊娠をした猫など肥満になりやすい猫が発症しやすく、先天的に糖尿病になりやすい猫もいます。

他にもストレスが原因でなりやすいともいわれていますので、ストレスがかからない生活環境や肥満にならないように予防をしましょう。

「関節疾患」

「肥満」の猫は関節に負担がかかってしまうため「関節疾患」になりやすいと言われています。関節疾患になると動き方がいつもと違ったり、動きたがらないようになります。その場合は痛みを感じているので、早急に動物病院へ受診しましょう。

関節疾患の予防としては「肥満」にならないように気を付けることです。また、ジャンプをした時に床がフローリングだと関節に負担がかかってしまうため、カーペットなどを敷いて関節に負担がかからないような環境にすることをおすすめします。

「多発性のう胞腎」

「多発性のう胞腎」とは腎臓に多数の嚢胞ができてしまい、腎臓の機能が低下してしまう遺伝疾患でアメリカンショートヘアなどの純血種の猫がかかりやすいと言われています。

3~10歳の成猫がかかりやすく、原因や根本的な治療は解明されていません。

遺伝疾患のため予防策もありませんが、定期的に健康診断を受けて日頃から食欲不振や嘔吐など何か異常が無いかチェックし、気になる症状があれば動物病院へ受診しましょう。

症状を軽くしたり食事療法などの処置が必要になりますので、健康チェックはとても重要となります。

「肥大型心筋症」

「肥大型心筋症」とは、心臓の周りにある筋肉(心筋)が分厚くなり心臓の動きが低下する病気です。筋肉が分厚くなることで心臓に送る血液の量が減ってしまい呼吸が荒くなってしまいます。

猫の後ろ足が冷たくなっていたり、寝てばかりで動かなかったり、呼吸が荒い場合は早急に動物病院へ受診しましょう。不整脈によって突然死の危険もあります。

根本的に治す治療はありませんが、症状を軽くする薬を投与する処置になります。

今の所、肥大型心筋症の予防策はありませんが、定期的に健康診断を受けたり、自宅でもこまめに様子がおかしい所が無いかチェックして異変に気付けるようにしましょう。

「尿路結石」

猫は水分をあまり飲まない動物であるため「尿路結石」という病気にかかりやすいと言われています。尿路結石の主な原因は水分不足、運動不足、ストレス、肥満です。

日頃から水分摂取しやすいように常に新鮮な水を置いたり、水分の多い食事をおやつとして取り入れることをおすすめします。肥満にならないように運動をさせ、ストレスの無い暮らしをできるように予防をすることが大切です。

いつもよりトイレの回数が増えたり、血尿が出ていたり、おしっこをする時に痛がっているなどの症状がある場合は動物病院へ受診しましょう。

最悪の場合、尿路結石に気づかずに尿毒症にかかってしまうと命に関わることもありますので、トイレをしている様子や尿の状態を把握して早期に気づいてあげれるようにしましょう。

「急性腎不全」

猫全体としても腎臓病はかかりやすく、特にアメリカンショートヘアなどの純血種の猫は腎臓病になりやすいと言われています。

「尿路結石」が原因となることが多く、トイレの回数や尿の状態を把握して上記でご説明した尿路結石の予防をしましょう。

急性腎不全は腎臓の機能が低下し、老廃物や電解・水分がうまく排出できない病気です。尿路結石が原因で発症することが多いですが、細菌感染によって発症することもありますので、細菌感染を防ぐ予防接種をすることをおすすめします。

また、定期的に健康診断を受けて腎臓の状態を把握するようにしましょう。尿路結石や腎臓病の予防のキャットフードなどもありますので、そのようなキャットフードを与えることもおすすめです。

健康で長寿を目指そう

アメリカンショートヘアの長生きする秘訣や、平均寿命についてご説明しましたが、長生きすることだけが良いという訳ではありません。

病気にかからないように健康に長生きすることが大切です。アメリカンショートヘアを飼う上での注意点やかかりやすい病気を把握して、できることから予防し可愛い愛猫が健康に長生きできるようにしてあげてくださいね。