ブリティッシュショートヘアは、イギリスに持ち込まれた猫が起源です。大人しく静かな佇まいが特徴です。この種に適したキャットフードや猫缶は、どんなものなのでしょうか。子猫や成猫に最適な餌やおすすめな食事を紹介しています。
ブリティッシュショートヘアの食事を考える
ブリティッシュショートヘアはもともと、ブルーの毛色が人気でカラーも限られていました。ですが第二次世界大戦中に数が激減したこともあり、現在の品種はペルシャ猫との交配で血統を繋いだものです。
そのため昔よりもカラーが豊富になり、多くのオーナーに愛される品種になっています。
ブリティッシュショートヘアの食事や餌は、少し他の品種と変える必要があります。なぜなら他の品種に比べて骨や体格がしっかりしているため、体を維持するためにカロリーが必要になるからです。
運動不足になれば糖尿病や泌尿器の病気も気になるため、なるべく栄養バランスのとれたキャットフードや運動が必要になります。
ブリティッシュショートヘアに適した餌の量と回数は?餌代についても考えよう
一般的な猫と比べて、ブリティッシュショートヘアは少し高カロリーな餌が必要になります。ですが体重に比例して餌の量を考えることは同じですので、餌代が高額になることはありません。
1ヶ月5000円程度用意しておけば、品質の良いキャットフードが手に入れられます。また、餌代にはおやつや猫缶も含まれます。
カロリーを多めに摂取するため猫缶なども活用することになるので、少し餌代を高めに見積もっておくのがポイントです。
ブリティッシュショートヘアは1歳で成猫になりますが、成長自体は2~3年続きます。1歳になるまでは、カロリー消費も大きいので大人の猫に比べて倍のカロリーを必要とします。
もともとがふっくらした体つきをしているので、成猫になってからの成長と肥満は見分けがつきにくくなります。餌の量は体格や運動量に応じて変更していきましょう。
もしも肥満かどうか自分で分からない場合には、獣医に相談してみることもひとつの方法です。
子猫におすすめのキャットフード
ブリティッシュショートヘアの子猫は、しっかりした骨組みを作るためにもたくさんのカロリーを必要とします。大人になるまでは体重が増えすぎる心配も少ないので、栄養バランスの取れた子猫用ドライフードなどを活用しましょう。
ロイヤルカナン
・キトン
ロイヤルカナンのキトンは、猫の品種を問わずに与えられる最も一般的な製品です。ドライフードですが食べやすさにもこだわって作られていますし、添加物も使われていないので安心です。
シンプリー
シンプリーのキャットフードは子猫にもぴったりです。動物性タンパク質が73%と高い点が魅力で、活動的な子猫の成長を促すのにも最適だからです。
もちろん猫の体に合わせた栄養バランスで、消化のしやすさにもこだわるグレインフリーの製品です。
添加物が入っていない商品を購入したいなら、シンプリーを選ぶのもいいでしょう。匂いや食感にもこだわっているほか、ハーブなどの天然の成分も配合されています。
成猫におすすめのキャットフードと猫缶
成猫になれば、味の好みも出てきます。せっかくドライフードを用意しても食べてくれないケースもでてくるかもしれません。
そんな時は猫缶を上手く活用することで、猫の食欲をそそることができます。毎日猫缶を使う必要はありませんが、時々は趣向を変えたものを利用してみましょう。
ロイヤルカナン
・ブリティッシュ ショートヘアー
ロイヤルカナンでは、ブリティッシュ ショートヘア向けの専用ドライフードが販売されています。食べやすい粒の形で、ブリティッシュショートヘアの食事としてぴったりです。
成猫向けで、タンパク質などの栄養成分がたっぷり含まれていることが特徴です。また泌尿器トラブルの予防のため、ミネラルバランスも整っています。
心疾患を防げるように、タウリン・EPA・DHAが配合されていることも特徴です。
・ライト ウェイト ケア
肥満が気になる猫には、ダイエットサポートのための製品もあります。もちろん必要な栄養素は備えながら、美味しさにもこだわっているので安心です。
シンプリー
シンプリーはオールステージで利用できる商品のため、成猫の栄養バランスを整える時にも役立ちます。筋肉質なブリティッシュショートヘアにぴったりな高タンパクキャットフードとして、人気を集めています。
カナガン
・チキン&サーモン
チキンとサーモンたっぷりの猫缶です。
魅力的なのは人工保存料などの添加物を使用していないことと、グレインフリーであることです。
ドライフードに混ぜて与えることでタンパク質の強化や美味しさアップを図ることができます。全年齢対応なので、成猫にこだわらず与えることが可能です。
シニア猫向けの猫缶や栄養
シニア猫になると、病気や肥満など気になるケアを意識してキャットフードを選ぶ必要があります。
ドライフードにもシニア向けはありますが、オールステージ対応の製品を使うのもおすすめです。また食欲が落ちてくる場合には、猫缶などを与えるのも効果的でしょう。
ロイヤルカナン
・退院サポート ウェット 缶
こちらは、シニア猫の中でも少ない量でたくさんの栄養を取らなければならないケースに利用されます。もちろん体力が落ちている時にはシニア以外にも利用されます。
獣医の指導によって与える回数や量を調整する必要がありますが、持病などを持つシニア猫には欠かせない商品です。覚えておいて損はないでしょう。
シシア
・シニア ツナ&アロエ
ナチュラルな素材を100%使用した猫缶です。シニアにも食べやすく、消化しやすいようにオリゴ糖などの成分が配合されています。
味の種類はツナ&アロエだけでなく多数あるので、飽きないことがメリットです。
ブリティッシュショートヘアは肥満になりやすい?
ブリティッシュショートヘアは骨格自体がしっかりしており、丸っこいシルエットを保っています。
体重は個体差がありますが、筋肉が発達しやすいブリティッシュショートヘアは6~7kgになる場合もあります。平均体重としては3kg~6kg程度です。
他の猫より肥満に見えやすいこともありなかなか区別がつきにくいですが、高カロリー食を必要とするので肥満の可能性は高くなります。
運動をさせたり、キャットフード選びで病気を防止することもできるのでブリティッシュショートヘアを飼う時には気をつけておきましょう。
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