犬、猫に必要な栄養素ってどんなものがあるの?

犬、猫に必要な栄養素ってどんなものがあるの?

犬や、猫のドッグフードに含まれている栄養素、どんな栄養素が必要なのか、知っていますか?

必ず摂取しなければいけない栄養素もあります。こちらでは、主な栄養素を説明します。
栄養素とは、炭水化物、タンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラル、水の6種類のことをいいます。
その中でも体にエネルギーを供給できる、炭水化物、タンパク質、脂肪の3つを3大栄養素といいます。

 

◎炭水化物

 

カーボハイドレート、糖質と繊維質でつくられていて、糖質は犬、猫の体内の細胞内で燃焼し、エネルギーとなります。
炭水化物は以下のように分類されています。

 

①単糖類

グルコース、ガラクトースなど

②二糖類
マルトース、スクロース、ラクトースなど

③多糖類
デンプン、グリコーゲン、セルロースなど

 

 

●デンプン

 

デンプンは、米、麦、イモなどに含まれており、マルターゼという酵素によりグルコースに分解されて、吸収されます。
グルコースは、筋肉や肝臓にグリコーゲンとして蓄えられて、余分なグルコースは、皮下脂肪となります。
◎タンパク質
タンパク質は、組織の成長など、体を作るためにとても大切な栄養素です。
タンパク質は、炭素、水素、酸素、硫黄、窒素を含み、いくつものアミノ酸よって構成されています。
アミノ酸の中の約半分は、犬や猫の体の中で合成することができますが、のこりのアミノ酸は、合成することが出来ません。
体の中で合成出来るアミノ酸を、非必須アミノ酸といい、体の中で合成出来ないアミノ酸を、必須アミノ酸といいます。

必須アミノ酸は、ドッグフード、キャットフードの中に、含まれていなければいけません。

 

【犬、猫の必須アミノ酸】
①ヒスチジン
②トリプトファン
③イソロイシン
④ロイシン
⑤アルギニン
⑥メチオニン
⑦フェニルアラニン
⑧リジン
⑨バリン
⑩スレオニン

こちらの10種類が、共通する必須アミノ酸です。
猫は、この10種類のほかに、タウリンが必須です。
タウリンは、サーモンやタラに含まれており、キャットフードにも必ず含まれています。
タウリンが欠乏してしまうと、成長不良や失明、心筋症を引き起こしてしまうこともあります。

 

◎脂肪

 

脂肪は、体内で脂肪酸とグリセロールに分解されます。
ホルモンの合成などに重要な働きがあります。
必ず摂取しなければいけない脂肪酸を、必須脂肪酸といいます。
必須脂肪酸は、リノール酸とリノレン酸があり、植物性脂肪に多く含まれています。
猫では、アラキドン酸も必須脂肪酸です。
必須脂肪酸が欠乏すると、傷の治りが遅くなったり、被毛がパサパサ乾燥したり、皮膚がカサついたりします。

 

 

◎ビタミン

 

三大栄養素がエネルギーを作るために必要な栄養素です。
ビタミンは、水溶性ビタミンと不溶性ビタミンにわけられます。

 

【水溶性ビタミン】
①ビタミンB群
ビタミンBは、何種類にも別れていて、代謝に関与していたり、神経の働きを良くしたりします。

②ビタミンC
ほとんどの動物は体で合成できますが、人や霊長類、モルモットは合成できません。
コラーゲンを生成したり、ビタミンEと共同して肌を作ります。
抗酸化作用もあり、免疫を強くします。

【不溶性ビタミン】
①ビタミンA
過剰摂取すると、中毒症がでることもあるビタミンです。軟骨の多糖類の形成にも関与していて、不足すると皮膚炎や尿石症などの原因にもなります。

②ビタミンD
肝臓や腎臓に蓄えられます。血液中のカルシウムの濃度を維持したりしています。
欠乏すると、クル病を引き起こすこともあります。

③ビタミンE
植物性の食べ物に多く含まれていて抗酸化作用があります。
④ビタミンK
血液凝固因子を作るのに必要で、骨の成長にも関与しています。

 

◎ミネラル

 

カルシウムや、リン、マグネシウムなど、骨や歯の構成に必要な栄養素です。
吸収には、ビタミンDが必要です。

①カルシウム
カルシウムの99%は骨と歯にあります。
犬は、カルシウムを摂りすぎてしまうと、カルシウム中毒を起こしてしまうこともあります。
成長期の大型犬だと、骨軟化症や骨格異常を起こすことがあります。

②ナトリウム
塩分を摂りすぎてしまうと、血圧の上昇がみられます。

③マグネシウム
欠乏すると、けいれんや神経過敏、過剰摂取すると、ストラバイト結石を作りやすくなってしまいます。

 

 

こちらで説明した栄養素は、一部になります。
犬や猫も、人と同じでさまざまな栄養をバランス摂ることが大切です。
しっかりと、質の良いフードを食べさせてあげましょう。

犬、猫に必要な栄養素ってどんなものがあるの?